秋田大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2023
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 特 徴 海外資源フィールドワーク 世界の資源学最前線を学ぶべく、各国の鉱山やそれに付随する研究機関等を訪問し、資源学の実際を学びます。期間は1ヶ月程度で、そこで体験した様々な事象は、帰国後の卒業課題に役立てます。 2020~2021年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、代替プログラムとして海外からのオンライン実習を実施しました。オンラインのメリットを活かし、10ヵ国12機関(2021年度)の協力を受け、多彩なテーマのプログラムを提供しました。 2021年度も、COVID-19の影響で海外への渡航が難しかったために、オンラインでの実施となりました。昨年度と異なり、複数の他大学の講義を受講することができ、自分の興味のある分野の講義を英語で学ぶことができました。フィンランドの大学が実施した英語実習の講義では、同級生同士のグループワークもすべて英語で行われるため、自分の英語力を鍛えることができました。カナダの大学が実施した石油工学の講義では、秋田大学の講義で学んだ内容をさらに深めることができただけでなく、資源に関する専門英語を学ぶことができました。国際資源学部長 藤井 光9国際資源学部 資源開発環境コース4年 佐藤一帆さん 現代のわれわれの生活は、資源とエネルギーの消費によって快適に保たれています。しかし、我が国は地下資源に恵まれないため、その多くを輸入に頼っています。そして、近年では新興国において資源消費量が急増しているため、海外での資源の獲得競争は激しくなる一方です。したがって、資源を獲得することのできる知識や技術を持つ優秀な資源人材の育成は、我が国にとってたいへん重要です。秋田大学国際資源学部は資源開発に関するビジネスや研究の分野で活躍できる人材の養成を目指して2014年に設立されました。当学部のカリキュラムはこれら人材の養成に特化して構成されており、英語による講義、海外資源フィールドワーク、日常的な留学生との交流などを通して、高い語学力と国際性を身につけることができます。その結果として、これまでの卒業生の多くは国内外で資源を開発する企業に就職しています。資源学のスペシャリストになり、我が国の将来に貢献したいとお考えの皆さん、秋田でお会いできることを楽しみにしています。実践的能力を高め、即戦力として国際社会で活躍する資源スペシャリストを養成します。

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