所 属(学科・コース・講座等)教員名(職名 ・ 氏名)リモートセンシングは、人工衛星や航空機などで空から撮影を行う技術です。非常に高い高度を航行するため、広範囲を効率よく撮影することができるという大きなメリットがあります。しかし、それらの画像データはデータ量が非常に大きく、また特殊なセンサを用いているため人手による解析は困難です。そこで、深層学習(Deep Learning)などの機械学習によって構成した人工知能を用いてその画像を解析することで、資源開発に役立てる技術の研究をしています。金属やエネルギー原料の中には、不純物が多く(有用成分の含有率が少なく)、資源として有効利用できないものが多く存在しています。特に日本は資源に乏しい国であるため、このような未利用・難処理資源を効率的に利用するための技術開発が必要です。私たちの研究グループは、この課題を解決するため、「分離技術」をキーワードに有用成分と不純物を分離するための研究を行っています。私は、地熱、風力、太陽光などの再生可能エネルギーに興味があります。都市の建物で100%再生可能エネルギーを使うためにはどうすればよいかを研究しています。また、暖房や冷房に使われる「地中熱ヒートポンプ」の働きについても調べています。通常の原油生産では、油層内に埋蔵されている原油のうちの20%程度しか回収できず、多くの原油が油層内に残存することになります。本研究では、この原油回収量を改善するために、調整塩水・ガス・ケミカル・ポリマー流体を油層内に圧入する方法を検討しています。高圧容器を用いた流体流動実験やコンピュータシミュレーションによる解析を行うことで、油層内における流体の挙動を予測し、原油の高効率な生産手法の確立を目指しています。I am interested in exploring ways of improving the managementof geothermal energy resources. My research mainly considershow numerical reservoir simulations can be used to supportmanagement decisions and to improve extraction of geothermalenergy.My research work involves developing advanced processes torecover valuable metals from resources that are difficult-to-treat, complex, and low-grade materials, while the moreconsiderate of greener technologies with a reducedenvironmental loading. My recent work focused on the re-utilization of metallurgical waste as a secondary source of keymetals needed in low-carbon technologies, particularly cobalt,nickel, and copper.資源開発環境コース資源開発環境コース資源開発環境コース資源開発環境コース資源開発環境コース資源開発環境コース研究テーマ准教授 鳥屋 剛毅准教授 芳賀 一寿准教授 Bina Saeid助 教 阿部 一徳助 教 BJARKASON Elvar 地熱貯留層シミュレーション助 教 Labone L. Godirilwe人工知能を用いたリモートセンシング画像の解析未利用・難処理資源の有効利用を目指した研究開発ゼロエミッションを目指した100%再生可能エネルギー導入に向けたエネルギーシステムの研究地中に埋蔵される石油の回収量増加に関する研究Extractive metallurgy,process development研究内容-6-
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