教員名(職名・氏名)研究テーマ秋田県自由画教育運動の研究家庭科を通した児童生徒の人間関係づくり柔道の指導法、技能向上に関する研究社会科教育、歴史教育、平和教育、地域の教育資源を活用した教育研究文章を読むこと・文章で表現することの指導方法や評価方法の研究フランスの学校音楽教育と音楽教員養成に関する研究デザイン方法論としての「情報表現」に関する研究地域づくりとスポーツ家庭科における消費者教育の効果的な実践に関する研究■ 教育文化学部所属(学科・コース・講座等)学校教育課程 初等中等教育コース 特別教授 長瀬 達也学校教育課程 初等中等教育コース 特別教授 長門 里香学校教育課程 初等中等教育コース 教 授 三戸 範之学校教育課程 初等中等教育コース 教 授 外池 智学校教育課程 初等中等教育コース 教 授 成田 雅樹学校教育課程 初等中等教育コース 教 授 吉澤 恭子学校教育課程 初等中等教育コース 准教授 石井 宏一学校教育課程 初等中等教育コース 准教授 伊藤 恵造学校教育課程 初等中等教育コース 准教授 堀江 さおり研究内容図画教育は明治期から始まりましたが、教科書などの図版を模写するだけで、子供本来の表現を否定していました。このような図画教育に反対した洋画家の山本鼎は、大正7年(1918)に自由画教育を提唱しました。自由画教育は発祥の地である長野県や、東京だけではなく、全国各地でも多様な進展を見せ、北東北の秋田県でも実践されました。この過程を当時の『秋田魁新報』などで調査,分析することで、美術教育の未来や,図画工作科の実践的指導法を考えています。家族や地域の人々と協働し、よりよい生活の実現を目指す家庭科は、人との関わりを通して学ぶ、秋田の多くの子どもたちが「好き」な教科です。人との関わりが異質だったコロナ禍の功罪を踏まえながら、子どもたちが多様な人間関係を築いていくための家庭科の強みを生かした指導について研究しています。地域人材活用の在り方についても、関心をもっています。柔道の技や戦術の構造、練習法、指導法について、武道方法学およびスポーツ心理学の立場から研究を行ってきました。最近は、授業などで柔道初心者が安全に無理なく学ぶための投げ技の段階的指導法を開発し、その効果を明らかにする研究を行っています。柔道の技能を適切に向上させ、楽しさを味わわせることができるよう、指導法や練習法の改善に貢献できる研究を進めていきたいと考えます。戦後75年が経ち、今新しい平和教育、歴史教育が求められています。そうしたいわば「次世代の平和教育」を調査・研究しています。また、秋田には授業の題材となるべく地域の教育資源が豊富です。社会科教育研究室では、2年次での「社会科巡見」、そしてそれを踏まえた3年次での「社会科授業づくり演習」を連関させ、身近な地域素材や、地域の教育資源を活用した授業構成演習を実施しています。主に小中学校国語科について研究しています。音声言語教育や、説明的文章及び文学的文章の読解学習指導、語彙や文法等の言語事項指導の研究もしてきましたが、特に文章を「書くこと」に関する研究をしています。国内の研究成果に加えて、アメリカ版全国学力学習状況調査(NAEP)等を参考にした教材開発・指導法開発・評価法開発をしています。研究成果は、小中学校の国語教科書や漢字指導法の解説書などに生かしています。音楽科カリキュラム、教材・教科書、音楽教員養成・教員採用試験制度等、フランスをフィールドとした学校音楽教育と音楽教員養成に関する研究を進めています。現在フランスの学校教育では日常的に様々な芸術文化にふれられる機会が提供され、そうした実体験(実践)とともに知識・教養を身につけられるような音楽教育が展開されています。芸術と音楽との関わりを考える上で、音楽史の学びにおける視覚芸術の活用に関する研究に取り組んでいます。デザイン学の立場から「情報表現」に関する研究を行っています。情報をデザインするためには「メディアテクノロジー」と「アート」を融合し、情報に「かたち」を与えて「人間の感覚」に適合させる、すなわち「情報表現」が必要です。これを実現する上で、本研究ではCG、プログラム、デザインプロセス、数理的規則性等の考え方に着目し、それらに関する情報表現的可能性の探究を目的した造形実験を通じて「新しいデザイン」の発見を目指しています。少子高齢化の進行や人口減少など、縮小化する地域社会におけるコミュニティの再編過程に着目した社会学的研究に取り組んでいます。具体的には、住民の日常的なスポーツ実践が、地域生活の維持や課題解決にどのように関わっているのかを明らかにしたいと思っています。日常生活で商品・サービスを入手し、消費する過程には様々なトラブルが潜んでいることがあります。これらのトラブルを解消するためには、消費者として消費生活に関する必要な知識の修得、必要な情報の収集等、自主的で合理的な行動のできる消費者となるための学習、すなわち消費者教育の実施が求められています。生活を扱う家庭科において、自立した消費者を育てるためにふさわしい学習とはどのようなものなのかを研究しています。-8-
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