秋田大学 令和7年度 高校生のための研究者・研究内容紹介
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所属(学科・コース・講座等)学校教育課程 特別支援教育コース 准教授 鈴木 徹学校教育課程 特別支援教育コース 講 師 能田 昴学校教育課程 こども発達コース学校教育課程 こども発達コース学校教育課程 こども発達コース学校教育課程 こども発達コース学校教育課程 こども発達コース学校教育課程 こども発達コース教員名(職名・氏名)特別教授 近江谷 正幸特別教授 加藤 勝則特別教授 千葉 圭子教 授 佐藤 修司教 授 柘植 敏朗教 授 山名 裕子研究テーマ自閉症スペクトラム障害のある子どもに関する研究災害時における子どもの被災・救済に関する特別ニーズ教育研究社会教育等と連携した学校教育・学校経営学校経営目標の実現に向けた校内研修の効果的な進め方に関する研究子どもの学びと育ちをつなぐための幼保小連携に関する研究教育行政・学校経営における法と政策教員と管理職双方の視点からのクラス経営や学校経営、授業改善に関する研究子どもの数量やことばの理解を「遊び」から考える研究内容自閉症スペクトラム障害のある子どもが他者とのコミュニケーション場面でつまずいてしまう要因とその支援方法に関する研究を行っています。具体的には、コミュニケーション場面での自他の行動や因果関係の理解に着目し、「なぜできないのか」ではなく「なぜ出来るのか」という視点を大切にしながら研究を進めています。災害やパンデミック、戦争といった災禍・危機において、障害のある子どもが直面する困難はとても深刻です。その中で懸命に生きてきた子どもたちの歴史的な姿・声を記録することや、危機によって社会が大きな衝撃を受けた際の、子どもたちの成長・発達を支えるセーフティーネットとしての学校教育の役割について検討しています。こうした課題について、共同研究を通じ、歴史研究や国際比較研究の観点から研究を行っています。社会教育と連携した学校教育の在り方や学校経営について研究を進めています。特に本県の学校教育共通実践課題である「ふるさと教育」と、ユネスコの提唱する「世界遺産教育」、さらに最近注目されている「持続可能な開発のための教育」との関連性や、今後期待される発展性について研究しています。県内の学校では、先生方の世代交代が急速に進んでいます。また教職員の多忙化や人材不足も大きな問題になっています。このような状況の中で、よりよい学校にするため、児童生徒に様々な力を身に付けさせるためには、管理職がどのようにリーダーシップを発揮し、どのような研修を進めていけばよいのかを研究しています。幼保小の接続期において、子ども一人一人が安心して小学校生活をスタートし、自信や意欲をもって活動することができるようにするため研究をしています。小学校入学は、子どもにとっても保護者にとっても、期待にわくわくする一方、新しい世界に入ることへの不安もあります。不安を解消する手立てや幼児期に培った学びや育ちを小学校生活に生かしていく方策を考えています。チーム学校やカリキュラムマネジメント、コミュニティースクール、教職員の長時間労働、教職員及びスクールリーダーの養成・研修など、教育行政や学校経営の歴史と現状、課題、政策を踏まえた改善方策を探っています。いじめや体罰、東日本大震災など、教育及び学校における危機管理、子どもや保護者、教職員の権利の実現も大きなテーマとしています。学校の教育活動は、日々の授業を土台に学校行事、地域との連携やふるさと教育をはじめとする様々な取組の総体として展開しており、それを支えているのが教員の積極的な実践と研修です。また、管理職は充実した教育活動となるために効果的な教育課程の編成や働き方改革などのマネジメントを行う必要があります。このような双方の視点からより良い学校にしていくための方策を研究しています。また、地理学を基礎にした教科指導やふるさと教育にも取り組んでいます。みなさんは子どもの頃、どんな遊びをしていましたか?鬼ごっこ、砂場遊び、お店やさんごっこ、おままごと…それとも今から考えるとよくわからないけど楽しかった遊び…様々なことが思いだされるのではないでしょうか。私は研究として、このような遊びの中で、結果として身につくであろう、数量の感覚や概念、そしてことばの獲得過程などを発達的に明らかにしようと思っています。それは、子どもが自ら考えていく中で獲得されるであろう「学び」の発達過程の研究でもあります。-12-

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