秋田大学 令和7年度 高校生のための研究者・研究内容紹介
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所属(学科・コース・講座等)社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース教員名(職名  氏名)助 教 青木 由香利准教授 渡邉 一也准教授 渡邉 一也准教授 渡邉 一也准教授 渡邉 一也准教授 渡邉 一也助 教 平川 知明助 教 平川 知明准教授 荻野 俊寛助 教 田口 岳志教 授 浜岡 秀勝研究テーマサスティナブルな建設部材の開発研究及び構造解析津波避難シェルターを使用した避難に関する研究河口部における地形変化と入退潮に関する研究水災害による被害調査津波の河川遡上に関する研究波浪データを使用した海上風の予測に関する研究水面波と浮体の相互作用に関する研究第三世代海洋波モデルを用いた海洋波に関する研究データサイエンスを応用した土の性質や地盤の状態の推定に関する研究固化・破砕を伴う泥炭セメント安定処理土の動的強度・変形特性に関する研究社会問題を解決する新たな道路交通システム研究内容サスティナブルとは「持続可能」という意味で、本研究では建物を持続可能にするだけでなく、建設段階やメンテナンスなど多くのポイントで環境問題を考慮できる建設材料の開発を試みています。今提案している新しい材料は鉄と木を組み合わたハイブリッド構造で、強く・軽く、そして環境にも優しい材料を目指し、様々なモデルや建物を解析する研究を行っています。従来の高所避難のみに注目した避難だけでなく、浮体式津波避難シェルターと併用したハイブリッドな避難手法について検討しています。秋田県は低平地が多いので大規模な津波が来た場合には避難する時間があまりありません。その中で命を助けるための研究をしています。秋田県には一級河川が3本あり、河川によって特徴があります。特に砂州の伸長が顕著である米代川では地形の影響を大きく受けます。現地観測やデータ解析、数値解析から河口水理特性についての検討を行っています。その結果、河口幅は、最大で約20m以上の拡大、閉塞する場合には最大で約10m程度となることが分かりました。地域の河川に関しての研究をしています。津波や洪水などの自然災害はいつ起きるか分かりません。しかし、そういった中で、被害の状況について調査し、また、それを今後の防災に役立てることは非常に重要です。被害拡大に繋がる要因について、観測・解析の両面からの研究を行っています。河川を遡上した歴史津波の数値計算から過去の津波においても高水位維持現象が見られました。津波周期は流入量と流出量に対して相関が見られない一方で、入射波高に対して流入量と流出量は明瞭な増加傾向がありました。過去の津波の状況を知ることは、今後の防災計画を立てる上で重要な研究です。時間分解能の高い波高・周期データの観測が可能なHFレーダを使用した海上風の推定を行う手法について検討を行っています。従来行われていた手法の係数の決定方法についても新しい係数の決定法について検討しています。海上の風の状況について知る研究を行っています。海洋開発において重要となる、水面波と浮体の相互作用を高精度で数値計算する方法を開発しています。第三世代海洋波モデルを用いて、日本沿岸の波浪特性について調べています。人工知能や統計モデリングによって降雨量や土質データなどのビッグデータを解析し、広範囲の地盤内部の性質の予測や土砂災害の発生予測などを行っています。国土が狭い日本は、急な傾斜のある危険な場所や、軟弱な柔らかい地盤の上に居住施設を建設することが多々必要となります。秋田県では「泥炭(でいたん)」という腐食した植物から作られた土が沢山存在しており、とても柔らかくて、そのままでは構造物の重圧には耐えられません。そこで本研究では、泥炭をセメントで固めて、構造物を載せても大丈夫な強い地盤を作り上げる研究を行っています。自動車は地方都市ではなくてはならないものですが、その利用が増えると交通事故・交通渋滞など多くの問題が生じています。こうした社会問題を解決するために、自動車1台1台の移動経路や走行速度を高精度で記録できるプローブデータを利用した交通流解析や、ラウンドアバウト・二段階横断・プロビーム照明など新たな交通施設の導入可能性に関する研究を行っています。-53-

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