秋田大学 令和7年度 高校生のための研究者・研究内容紹介
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所属(学科・コース・講座等)社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース社会システム工学科 社会基盤コース教員名(職名  氏名)准教授 日野 智教 授 徳重 英信助 教 網田 和宏助 教 木暮 洋介助 教 瀧川 瑞季研究テーマ高齢者が安全・安心に暮らせる社会のための都市・交通コンクリートの耐久性と環境調和性能の向上酸性雨が森林環境に与える影響に関する研究人口・経済活動の集積・分散現象におけるパターン形成モルタル/コンクリートの生産性向上に関する研究研究内容秋田県は高齢化が進んでいますが、高齢者にとって暮らしやすい環境ではないと考えられます。そのため、高齢者が生活に安心を感じられるような、充実感や満足感を感じられる生活を送ることができるような都市を研究しています。また、生活の様々な活動をする上では交通による移動が必要不可欠ですが、現在の公共交通に不便さや不安を感じる人は少なくありません。そのため、高齢者も利用しやすい公共交通についても研究しています。積雪寒冷地にさらされるコンクリートの劣化メカニズムやそれを基にした耐久性の向上に関する研究、石炭灰フライアッシュやもみ殻灰などのポゾラン材料といわれるものを材料の一部に用いたコンクリートの性能改善などを行なっています。さらに、ゼオライトを用いた保水性能や物質吸着性能を有したポーラスコンクリートの機能と耐久性に関する研究や、サンゴ育成基盤なども対象とした環境調和型コンクリートの研究開発を行なっています。酸性雨には、人間活動に由来する窒素分が含まれています。これらの窒素が、長期に渡って森林に供給され続けると、いずれ森林は「窒素飽和」の状態になり衰退することが知られています。そこで、森林域の河川や渓流水に含まれる窒素を調査・分析することで、森林が現在、どのような状態にあるのかについて研究しています。高速道路や新幹線といったインフラの整備は、輸送の大幅な効率化をもたらしますが、一方でストロー現象(地方から人口・経済活動が流出し、大都市圏に集積すること)を招くことがあります。また、そうした輸送費用の変化に伴う集積・分散現象は、国や地域、都市といった様々なスケールで生じていると考えられます。私は、集積・分散現象を的確に記述できる数理モデルの研究を通して、より良い国土構造とはどんなものか、持続可能な都市化を実現するにはどうすればよいか、などを探っています。コンクリートは様々な形を造ることができますが、そのためにはまだ固まらないコンクリートを確実に型枠の中に締固めることが必要です。そのためには、コンクリートの流動性などの物性が主となる「施工性」の確保が必要となります。この「施工性」はコンクリートの配合や材料、特に化学混和剤という薬品で一般的に制御しており、この化学混和剤の物性がコンクリートの施工性に及ぼす影響について研究をしています。-54-

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