所属(学科・コース・講座等)情報データ科学科情報データ科学科情報データ科学科情報データ科学科情報データ科学科情報データ科学科教員名(職名 氏名)教 授 藤原 克哉教 授 藤原 克哉講 師 中島 佐和子講 師 中島 佐和子講 師 南斉 俊祐講 師 門廻 充侍研究テーマ手指を使った動作の計測による高齢者の見守り技術の研究コンピュータシステム・ソフトウェアシステムの設計技術の研究人間の感覚特性を考慮した映画のバリアフリー化のための研究開発視覚障害者の音声コンテンツ制作参加のためのヒューマンインタフェース開発メカニズムと制御を融合した新しいロボットの開発東日本大震災を踏まえた災害からの生存科学研究内容一人暮らしの高齢者の増加に伴い、気づかないうちに病気で倒れたりすることがないように日々の変化を察知する見守り技術の必要性が高まっています。そこで、図や文字を描く手指を使った細かな動作を計測し解析することで、隠れ脳梗塞など自分では気付き難い体の変化の発見に繋げる技術を研究しています。コンピュータのハードウェアとソフトウェアは、作ってから出荷する前に、想定通りに動くことをテストして不良品を排除する必要があります。コンピュータが大規模で複雑になるとともに、テストコストが製造コストの大部分を占めるようになりました。そこで、テストが容易になるコンピュータの設計法を考えて、大規模化しても対応できるように研究を進めています。日常生活を営む上でテレビや映画は重要なコンテンツです。しかし、視覚や聴覚に障害を有する方々が映像や映画を楽しむための環境は十分に整ってはいません。視覚や聴覚に障害を有する方々の映画環境の問題点を調査し、課題を解決するための技術開発を進めています。視覚や聴覚に障害を有する方々を支援するための環境作りには健常者の関与が不可欠です。しかしそれだけでは、障害当事者ならではの視点を見過ごしてしまうこともあります。情報技術を活用し、障害当事者自身が情報環境作りに積極的に参加できるヒューマンインタフェースを開発することで、健常者にとっても新たな発見を得られる社会を目指します。リンク機構を応用した新しいメカニズムのロボットの設計開発やその制御手法の研究をしています。例えば、生物の運動の特徴をリンク機構で再現することでより高性能なロボットを開発したり、その機構の特徴を考慮した制御手法を設計したりしています。さらには、人間の作業を補助・代替するロボットシステムの開発にも取り組んでおり、高層ビルのガラス清掃を自動化するロボットを開発しています。私には、小児がん経験者と津波防災研究者という2つの視点があります。災害も病気も、生き残ることは大切です。でも、一人ひとりの人生は、生き残った後も続きます。私は今、自分が経験した病気の経験と向き合いながら、人生を歩んでいます。この研究プロジェクトでは①生き残るために必要な支援って?②生き残った後、どんな支援があれば、一人ひとりのより良い歩み(well-being)に繋がる?に注目しています。-60-
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