13法学、政治学、経済学、経営学、社会学などの社会科学の知識を身につけながら、地理学、環境科学、食健康学、住環境学や情報科学の素養も併せ持ち、総合的な視野で地域の問題を見通す力を養います。「ガバナンス」「ビジネス&マネジメント」「コミュニティ」の3つの基幹・発展専門科目群が準備されています。地域の問題を机上で理解するだけでなく、地域の人々の生活や社会活動、行政や企業の活動の実態を、実際に地域に入り多角的に調査することで、実践的に学びます。地域の多様な生活資源、環境資源、文化資源等の再発見と評価・活用を行い、産業・働き方・生活のこれからの方向性を提案し、その実現に貢献できる人材を育成します。横手市大雄ホップ園の視察地域文化学科、特に地域社会コースに関心がある皆さんのなかには、秋田の地域課題を解決して地域を活性化させたい、自分が育った地域に貢献したいという思いを強くもっている方も多いのではないでしょうか。本学科の授業には、地元の民間企業や行政機関、NPO等と連携し地域の課題解決や支援事業、地域活性化のための企画立案や商品開発などを実践する「地域連携ゼミ」がありますが、こうした実践活動はただやみくもに進めればよいというものではありません。活動現場となる地域社会とはそもそも何なのか、どのようなしくみで成り立っているのか、地域の特徴はどのようにして形成されてきたのかなど、地域社会やコミュニティのことを理解するための基礎知識と深い考察力を身につけることも大切です。地域社会学やそれと密接に関連する社会調査論は、そうしたことを学ぶ授業の一つです。これらの授業が、学生の皆さんがより有意義な実践活動をしていくための助けになればよいなと思っています。地域スポーツ団体との地域活性化活動大仙市内の酒蔵での日本酒仕込み作業社会学の授業では、年代ごとの社会現象と、その頃評価されていた社会学の研究を合わせて示していただき、社会の動向が分かりやすく、年代ごとに社会的課題を読み取ることができました。毎回、授業の内容に関連した資料や秋田県内での事例などを取り挙げて下さっていたので、授業が大変楽しみでした。地域に関する諸課題を自ら考え、学ぶことができ、私たちが生きる地域社会についての関心がより深まる授業でした。ISHIZAWA Maki教授(社会学)コース専門科目▶教室(理論)と現場(体験)を往還して社会のしくみを実践的に学ぶコースです。 コースの特色授業紹介学生の声地域社会学石沢 真貴
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