29インタビュー|在学生・卒業生1週間の授業スケジュール(例) ※R6第1クォーター理工学研究科 物質科学専攻 応用化学コース2021年卒業設計製図Ⅱ1時限設計製図Ⅱ2時限機械英語演習3時限4時限5時限Q.所属学部の魅力を教えてください 工学分野に必要な基礎知識を幅広く学んだ後、自分の興味のあるコースでより専門的な知識を身に着けることができます。Q.秋田大学を選んだ理由、大学の勉強でやりたいことは? 私はもともとものづくりが好きで、医用工学にも興味をもっていたため、機械工学について学びたいと考え秋田大学理工学部を選びました。この学部では、工学を扱う上で必須な基礎科目から、自分の興味関心に合った専門的な学問まで幅広く学ぶことができるところが魅力です。また、秋田大学では積極的に留学生を受け入れたり、様々な留学プロジェクトを用意していたりとグローバルな人材育成にも力を入れています。サークルでは台湾からの留学生と友達になり、文化や価値観の違いに触れる貴重な経験ができました。こうした出会いは自分の視野を広げることができ、英語の勉強のモチベーションにつながります。大学を卒業後は大学院に進学し、研究のスキルを身に着けながらより専門性を高めていきたいです。そして培った知識やスキルをもとに大学や企業で研究を行うことで、人の生活を支えるものづくりに貢献できる研究者を目指しています。メカノワールドプロジェクトマネジメント概論流体力学月火水木金Q.今の仕事内容を教えてください 私が現在行っている業務は、希少価値の高い金属(貴金属)のリサイクル方法の開発です。持続可能な社会の実現のため、家電製品や車などで必要不可欠な貴金属を、鉱山(天然資源)に依存せず循環させること(サーキュラーエコノミー)は非常に重要です。自分で考え検討した回収方法を実際に設備化して、貴金属を社会に還元するやりがいのある仕事内容です。Q.現在の分野に進もうと思った動機は? 大学の専攻(有機化学を応用した貴金属の分離回収の研究)を活かしたい。貴金属だけでなく、産業上必要な様々な金属を効率的かつ環境に優しい方法で回収したい。この思いが達成できる会社に勤めたいと思い、非鉄金属業界に進みました。Q.秋田大学での学びが、現在どのように生かされていますか 私は、秋田大学で化学の幅広い知識と実験技術を学びました。学部3年生からは研究室での研究や学会での発表経験も多数経験しました。自分が行った研究成果で特許出願や、自分の名前が入った論文の投稿も出来ました。これらの経験は問題解決能力や論理的思考力の向上に大いに役立っており、現在の開発業務に大いに生かされています。Q.秋田大学を希望している高校生(受験生)にメッセージをお願いします 秋田大学を希望している高校生の皆さんへ。大学生活は、自分の興味や関心が深まる場です。応用化学コースで広い視点から化学の知識や考え方を学び、自分の可能性を広げてください。秋田大学での素晴らしい学生生活を送れることを願っています。医用生体工学機械力学Ⅱ個体力学機械設計工学元素分析装置を用いて基板についている有価金属の分析を行う様子奇術研究サークルでジャグリングをしている様子航空宇宙機設計工学医療メカトロニクス機械工学実験機械工学実験柴田 理央さん理工学部システムデザイン工学科機械工学コース3年次秋田県・秋田県立秋田高校出身 〈将来の夢〉 医用工学に関わる仕事に携わること畠 勇気さん 三井金属鉱業株式会社現状勤務先:三井串木野鉱山株式会社STUDENTInterviewOB/OGInterview
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