秋田大学 入学案内 2025
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34ラップランド応用科学大学 [フィンランド]大学院理工学研究科共同サステナブル工学専攻2年下野 広幹さん  カリアリ大学 [イタリア]教育文化学部 地域文化学科4年 髙橋 ひよりさん 私はフィンランドのラップランド応用科学大学に約4か月間、交換留学をしました。自分の専門である理工系科目の授業のみでなく、日本とヨーロッパ諸国の労働環境や教育システムの相違点を英語でディスカッションし、発表するような授業も履修しました。日本という国をフィンランドから議論することは、とても貴重な経験になりました。 フィンランドに着いて初めに感じたことは、フィンランド人の優しさでした。国鉄を利用した際に、切符の買い方で苦戦しましたが、現地の方が優しくサポートしてくれました。フィンランド人は、日本人と同じように謙虚でシャイと聞いていましたが、実際に会ってみると社交的であり、その性格に惹かれました。 大学内には、日本人が1人もいなかったこともあり自分の英語力を高めるには最適な環境でした。初めの2、3ヶ月は聞き取ることで精一杯で、何度も挫折しました。しかし会話をする手段はジェスチャーや表情も大切な要因だと気づくことができたときから、留学生活を楽しめるようになりました。 留学終えて得た沢山の人との出会いは、私の人生の考え方に大きな影響を与えてくれたと思います。今回の留学での経験を糧にして、これからの研究活動に励んでいきたいと思います。大学でのイベントでハイキングに行ったときの様子 私は、2023年の9月から2024年の2月まで、イタリア・サルデーニャ島のカリアリ大学に留学していました。もともと英語を学ぶことやヨーロッパの文化が好きで、ずっと海外へ行くことに興味がありました。大学入学後にフランス語と西洋美術の授業を受けたことで、ヨーロッパの言語や美術史を学ぶ楽しさを知り、イタリアに留学することを決めました。 現地についてから最初の一週間は、慣れない一人暮らしと初めての海外での生活に戸惑いましたが、それも自分なりに工夫して乗り越え、今では言語がわからない地域でも一人で旅行に行くことができるようになりました。 日本にいたときは、先のことを心配して積極的に動くことができませんでしたが、留学をしてからは「結局なんとかなる!」という考えに変わりました。また、現地の人が日本の文化や言葉に興味を持ってくれて、自分が日本人であることを誇りに思うようになりました。今まではあまり興味のなかった日本文化も、今はもっと伝えたい、もっと学びたいと思っています。自分の海外志向が加速し、マインドが180度変わった留学経験になりました。 このような貴重な機会をいただけたこと、今までサポートしてくれたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。折り紙教室を開き、日本の文化を伝えている様子FinlandLapland University of Applied SciencesItalyUniversity of Cagliari わたしの留学体験レポート

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