秋田という地域で学ぶおもしろさ自分軸を持ち行動に移す挑戦を応援してくれる環境が、ここに教育文化学部 卒業生の 就 職 体 験 談22地域文化学科/地域社会コース令和5年度卒業 私は令和 6年 4月から総務省東北総合通信局で働いています。公務員試験の勉強を進めていく過程で初めて耳にした職場でした。 就活の軸として、分野問わず秋田のみならず東北や国民のために貢献できるようなスケールの大きい仕事をしたいと考えていました。東北総合通信局は簡単にいえば、ICTの力を活用して東北を活性化することを目的とする国の行政機関です。参加できる説明会にはオンラインでも対面でもすべて参加し、エントリーシートの添削を何度も教授の方たちにしていただいたことを昨日のことのように覚えています。内定をいただいた際は嬉しさが大半を占めていましたが、大学時代に専攻していた分野とはかけ離れていたため、正直不安もありました。しかし、1年間働いてみて、研修制度が充実しており、先輩方が何度も理解できるまで丁寧に教えてくださるので日々成長を実感でき、やりがいを感じながら過ごせています。 私の話が長々となってしまいましたが、皆さんにお伝えしたいことは「自分軸を持ち行動に移す」ことです。私は性格上、他人に合わせることが多いのですが、就活時は自分軸を曲げなかったことで今があると思っています。ここだと決めたら最後まで自分の意思を曲げず、自分に正直になり、努力すれば何事も達成することはできると思います。 最後になりますが、自分なりの考え・目標をもって勉学やアルバイトに勤しんでほしいと思います。在学時の経験が直接ではないものの活きていると感じることが多々あるため今を大切に過ごしていただきたいです。また、何かをやるときは些細なことでも構わないので喜びや幸せを感じ、何事も楽しんでやっていただければ自ずと結果はついてくると思います。4年という限られた大学生活を思う存分楽しんでください!!地域文化学科/地域社会コース令和5年度卒業 私はテレビ局の記者として、秋田県が抱える課題や日々発生する事件・事故の取材をしています。 この学科を選んだのは、地元である秋田県をより深く知りたいと思ったからです。地域文化学科の授業には、教室を飛び出して地域の現場を自分の目で見ることができる機会が数多くあります。秋田県の魅力と課題を直接肌で感じ、将来は地元のために働きたいという思いが強くなりました。 私は大学に入学する以前からマスコミ業界に関心がありました。テレビが好きで、取材を仕事にしたいと思い、テレビ局を中心に就職活動をしていました。低学年のうちから地域に足を運んで社会と関わる経験を積み重ねていたことは、就職活動でも役に立ちました。ゼミなどで企業や行政の方と関わることができる機会があれば、積極的に話を聞いたり質問したりしていました。この経験があったからこそ、世代や価値観が異なる初対面の相手にも臆することなく自分の意見を話す力が身につきました。 大学生活において、時間の使い方は自由です。秋田県は知れば知るほどおもしろい地域なので、ぜひ各地に足を伸ばして秋田県での学校生活を楽しんでほしいと思います。学校教育課程/教育実践コース※令和5年度卒業 (※現在の初等中等教育コース) 令和6年4月から、秋田県の高校で音楽を教えています。音楽を仕事にできる幸せ、生徒とともに成長できる喜びを感じながら、学びある毎日を過ごしています。 中学・高校時代は吹奏楽部の活動に打ち込み、顧問の先生に憧れ、「音楽の先生になりたい!」と思って秋田大学へ入学しました。いよいよ教員採用試験というタイミングで、病気療養と休学を経験し、そこで自分の本当にやりたいことを改めて考えるようになります。行き着いた答えは、「教育・子育て支援」でした。やはり学校の先生になるか、あるいは行政機関で子育て支援に携わるか。どちらも魅力に感じたので、どちらも挑戦することにしました。復学後は教員採用試験に向けた自主ゼミで多くの先生方から、一方で市役所職員採用試験対策では就職支援課の方々からご指導いただきました。手厚いサポートのおかげでどちらも合格し、最後は昔からの夢を選ぶことにしました。 多くの方々に支えられながらしたこの挑戦は大変貴重な経験でした。秋田大学の就職支援体制が整っているからこそできたのだと思います。本当にやりたいことを見つめ、挑戦してみる。それを後押ししてくれる環境が、ここ(秋田)にはあると感じています。秋田県立大曲高等学校教諭渡邉 雄大総務省東北総合通信局佐藤 颯人日本放送協会加藤 美結WATANABEYudaiSATOHayatoKATOMiyuu
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