青森県立保健大学大学院 2022年度 入学案内
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1研究科長メッセ-ジ理念 公立大学法人青森県立保健大学は、青森県の保健、医療及び福祉に係る諸課題の解決に向けて、「いのち」を育んできた創造性と四季豊かな自然に恵まれた地域特性を生かした教育研究活動を進め、ヒューマンケアを実践できる人間性豊かな人材を育成するとともに、青森県立保健大学を地域に開かれた大学として地域社会、ひいては国際社会の発展に貢献する。佐 藤  伸青森県立保健大学大学院 健康科学研究科長地域の“健康と福祉”の未来を担う研究者や高度専門職業人をめざして~ウィズコロナ時代の大学院でのキャリアアップ~ 本学大学院健康科学研究科は、2003年に博士前期(修士)課程を、2005年に博士後期(博士)課程を開設し、看護・理学療法・社会福祉・栄養などの分野に関わる高度専門職業人、研究者並びに教育者を数多く輩出してきました。本学大学院本学大学院は、今年度も地域の”健康と福祉〞の未来を担う人材の育成をめざし、教育・研究活動を積極的に推し進めていく所存です。 本学大学院の特徴は大きく3つあります。第一に、他大学ではあまりみられない、多職種との連携や学際的研究の推進をめざした「保健・医療・福祉政策システム」、「対人ケアマネジメント」、「基礎研究・実用技術」の3つの研究領域を設けたことです。自分自身の研究テーマを持ちつつ、隣接する他の学問領域と連携して学際的研究を進めることは、実践の場において経験することになる「多職種との連携」とリンクするものといえます。第二に、県内で唯一のがん看護のスペシャリスト(がん看護専門看護師)の養成コースを開設しています。一昨年、本コースは「職業実践力育成プログラム」※1に認定されました。将来的に、本コースはこのプログラムを活用して厚生労働省による「専門実践教育訓練」の指定コース※2となることをめざしています。第三に、「学び方」です。遠方からでも自分のペースでじっくりと研究できるように、また社会人が働きながら学べるように、オンラインを活用して移動の時間や費用等の便宜を図りつつ、高度で豊富な修学の機会を提供します。それゆえ、本学大学院は、学部を卒業してさらに研究を進めたい人、勤めつつも人々の健康やより良い生活を支えるための研究をしたいという熱意を持っている人にとっては、ウィズコロナの時代を見据えたキャリアアップに最適な学びの場となるでしょう。 本学の大学院で培った高度の専門知識と研究力は、研究者として、あるいは高度専門職業人として将来の目標を達成させるためにきっと役立つことと信じています。※1「職業実践力育成プログラム」とは、主に社会人を対象とし、実践的・専門的な授業等が受けられるように文部科学大臣が認定するプログラムをいいます。※2「専門実践教育訓練」のコース(講座)として指定されると、受講生への給付金や派遣した企業への助成金支給が可能になります。

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