愛媛大学 GUIDE BOOK 2021
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学生からのメッセージMessages from students生命機能学科応用生命化学コース4年生[ 愛媛県立松山東高等学校卒 ]三河 大倫私は身の回りで起こる生命現象の仕組みに興味があり、深く学んでみたいと考えて生命機能学科を選びました。授業を通して、生物の持つ多種多様な生命機能を有機化合物や生体高分子、細胞など様々な視点から学ぶことができ、それぞれが密接に関わっていることを実感しました。また2年生後期から始まる約1年間の基礎的な実験演習を通して、座学で学んだ事柄を自分の目で確かめることができました。3年生後期には研究室分属があり、私は生物有機化学研究室で低分子化合物による昆虫制御に関する研究を進めています。皆さんは研究室での化学実験と農業は別物だと考えていませんか?実際には、研究成果が多様な場面で農業に活かされており、それら応用・発展を考えていく点は、基礎的な研究だけで終わらない農学のおもしろみだと思います。応用・発展を考えることが「農学」のおもしろさMIKAWA TOMONORI食料生産学科食料生産経営学コース4年生[ 岡山県立倉敷青陵高等学校卒 ]梶谷 祐美加私は普段自分が口にする食品や農産物が、自らの手に届く仕組みを学びたいと思い、愛媛大学農学部に進学しました。食料生産学科の魅力は、同じ学科の中でも3つのコースに分かれており、農業についての基礎的な知識を幅広く学んだ後、自分の学びたい分野を選択することができるところだと思います。私が所属する食料生産経営学コースでは、農業を取り巻く問題や農業経営、流通システム等について、農学的側面だけでなく社会科学的側面からも多角的に学ぶことができます。フィールドワークで実際に農家を訪問した際は、経営者の想いや商品に対するこだわりなど、現場の“生”の声を聴くことができ、貴重な経験となりました。農学部には、自分が興味のある分野を積極的に探求することができる環境が整っています。様々な経験を通して、充実した日々を過ごしてもらえたらと思います。農家の声を聞くことも大切な勉強KAJITANI YUMIKA農学研究科 生命機能学専攻応用生命化学コース2年生[ 国立愛知教育大学附属高等学校卒 ]伊藤 誉子私が所属する研究室では、食品に含まれるどんな成分が、なぜ身体に良いのかを、培養細胞や実験動物を用いて明らかにしています。その中で私は、温州ミカン葉の抗炎症効果について調べており、その有効成分や抗炎症の作用メカニズムを解明したいと思い日々実験しています。この研究を通して、機能性食品の開発や柑橘産業の活性化に貢献したいと思っています。また、研究活動を通して、論理的に考える力や、情報を集める力、さらに数々の発表機会を通して、プレゼン能力やコミュニケーション能力を養う事が出来ました。私自身、大学の支援を利用し参加した国際学会では、様々な発見がありとても貴重な経験となりました。大学の研究は、時に辛く大変なこともありますが、ぜひ挑戦してみてください!そして、自身のスキルアップを図りながら、面白い発見や経験をしてください!研究活動を通して、様々なことに挑戦できる場所です!ITO TAKAKO生物環境学科地域環境工学コース4年生[ 広島県立海田高等学校卒 ]吉元 淳記生物環境学科では、1年生の間は理系科目から文系科目まで幅広い分野を学び、2年生から各コースに分かれ、専門的なことを学んでいきます。専門的な学びを始める前に1年間の猶予が与えられるのは、具体的にやりたいことが決まっていない学生にとっては貴重な時間になると思います。私は環境や生態系の保全について学びたいと思い生物環境学科に進学しましたが、入学後、農業土木の世界に興味が出てきたため、地域環境工学コースに進みました。本コースでは、構造力学や水理学、土質力学など農業土木に関することを学ぶことができます。教育熱心な先生方が多いので、高校で物理を履修していなくても心配することはありません。また、卒業後にJABEE認定を受けた技術士補の資格を取得できるプログラムもあり、世界に通用する技術者になることができます。やりたいことを見極めて、さらに挑戦するYOSHIMOTO JUNKI68Ehime University Guide Book農学部

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