愛媛大学広報誌 ドット・イーフォリオ vol.16
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 本学環では、公衆衛生学の専門知識を修得します。特に、愛媛県で課題とされている食と健康に関わる領域に着目し、学びを深めます。そのため、欧米の公衆衛生大学院をモデルとし、さらに本学独自の特色を加えた大学院教育を提供します。 これにより、食を通じた健康増進に関する知識及び技能を学生に修得させ、例えば愛媛県で発症率が高い心疾患の予防方法など、公衆衛生上の地域課題に的確に対応できる人材を養成します。人の健康の増進連係協力研究科:医学系研究科、農学研究科人の健康に関する食・環境食を通じた健康増進疾病・感染症予防16令和4年4月開設設置準備室長山下 政克医農融合公衆衛生学環愛媛大学大学院医農融合公衆衛生学環とは 文部科学省が法令で定める「研究科等連係課程制度」を活用して、医学系研究科が持つ疫学、保健医療管理学、ヘルスデータサイエンスの知識と技術に関する強み、さらに、農学研究科が持つ環境汚染物質の測定や食品機能性評価の技術、食品衛生の知識と技術に関する強みの双方を活かした、医農融合による公衆衛生学教育を実現する全国初の医農融合による公衆衛生大学院修士課程(学位:修士(公衆衛生学))です。医農融合公衆衛生学環は、「研究科等連係課程制度」を活用した研究科の枠を超えた新しい教育課程です。ごあいさつ 近年、少子・高齢化の進行、ライフスタイルの変化による生活習慣病の増加、新しい感染症や化学物質による健康影響など、多様かつ複雑な健康リスクが懸念されています。こうした様々な公衆衛生上の地域課題に対処するために、健康を対象にした調査・分析の手法を身につけ、保健医療に関わる社会制度や食を含めた環境が人々の健康に及ぼす影響を体系的に理解した、公衆衛生の専門家養成が求められています。 このような情況を踏まえ、このたび愛媛大学では全国初の医農融合による公衆衛生大学院(名称:「医農融合公衆衛生学環」)を令和4年4月に設置することになりました。 本学環は、文部科学省が法令で定める「研究科等連係課程制度」を活用して、本学の医学系研究科、農学研究科の連携協力により設置するもので、全国初の医農融合による公衆衛生大学院修士課程(学位:修士(公衆衛生学))となります。 本学環では、医学系と農学系の教員が連携し、これまでの公衆衛生の専門知識に加え、食を通じた健康増進にも焦点をあてた教育を実施します。これにより、食生活と健康状態の関連を科学的に解明し、地域の食材を活用した機能性食品の予防医学への応用など、健康増進や健康寿命の延長といった社会的課題に対応できる公衆衛生人材を幅広い分野へ輩出し、withコロナ時代において、地域全体における健康増進・疾病予防、感染症対策に寄与することを目指します。全国初の医農融合による公衆衛生大学院(修士課程)医農+=医農融合医農融合公衆衛生学環

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