愛媛大学広報誌 ドット・イーフォリオ vol.16
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 コロナ禍に翻弄され、学生たちの様々な活動が制限されています。そんな中、部員数が飛躍的に増加したのが写真部。「撮影会などのイベントは休止を余儀なくされましたが、写真を撮ることは一人でも可能。『何か活動をしたい』と考える人が写真部に入部してくれました」と福田百花部長は話します。 部員が集まれない時期には、SNSによる情報発信を活性化しました。撮影した写真をアップしたり、近況を伝えたり。これにより部員同士が「つながり」を意識し、部外者には写真部の存在を知らせることができました。お陰でここ数年、10人から20人を推移していた部員は、今や70人以上に増えたそう。工学部3年生の田路健登さんも途中入部したひとり。「音楽サークルに在籍していましたが、活動がほぼ休止となり、何とか学生生活を充実させたいと写真部にアクセスしました」と振り返ります。普段から外出先で写真を撮ることが多く、気軽に挑戦できる点も背中を押してくれたそうです。 こうして集まった学生たちにより、2021年には「オンライン写真展」、11月に実施された愛媛大学学生祭では、「写真展」を開催。多くの方に作品を見てもらうことができました。 写真部といえば、高価な機材が必要なのでは…と思われがちですが、「大切なのは写真を楽しむ気持ちですから、スマートフォンでも大丈夫。撮りたいという気持ちさえあれば問題ありません」と福田部長。困難な状況にありながらも、「今、できること」に挑戦し続けた部員たちは、人と人のつながりから大きな力を得ています。愛媛大学写真部福田 百花 さん愛媛大学写真部部長(愛媛大学法文学部人文社会学科3年生) 写真部の魅力は、初心者でも気軽に挑戦できる点。作品に対しては、お互いに良い点を見つけ合い、高めていけるような雰囲気も自慢です。普段は自分のペースで無理なく取り組み、写真展では団結するというメリハリも写真部の良さだと思っています。とても有り難いことに、2021年には愛媛大学校友会から「学生団体活動援助金」を支給していただきました。学内の10団体のひとつに選んでいただいたことは、私たちの活動をしっかりと評価していただいた結果だと思います。この援助金を活用し、アフターコロナには撮影会も復活させたいですね。キーマン写真(撮影・切り抜き)70人を超える大所帯となった写真部。この日は有志たちが集まりました。「リアルでのふれあいが難しい今だからこそ、SNSの力を感じる日々です。週1回は更新することを心がけています」と広報担当の法文学部3年生滝本萌さん。多種多彩な部員たち所有のカメラ。20シリーズ愛媛大学「われら、一番星!」取組が評価された「学生団体活動援助金」Ehime Univ.Photo Club

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