愛媛大学広報誌 ドット・イーフォリオ vol.16
23/28

 私はパソコンゲームが好きで、数学を得意としており、その分野を学びたいと留学を考えるようになりました。愛媛県を選んだのは、生まれ故郷の北京と違い、温暖でのんびりとした風土であることが大きいですね。また愛媛大学が留学生に対して細やかにサポートしてくれることを知り、安心して挑戦できました。愛媛県や松山市のことは地元でも知られていて、「いつか道後温泉に入りたいなぁ」とも思っていました(笑)。 授業料免除や奨学金など。金銭的なサポートにはとても助けられました。また愛媛大学留学生就職促進プログラムによるビジネス日本語やキャリア教育、インターンシップなどは、日本の企業で就職したいと考えていた私の大きな支えとなりました。お陰で、日本で就職ができ、そのときに身につけた能力は、今も大いに活かせています。 まず大学生活で愛媛のことが大好きになり、この地で就職したいと考えるようになりました。そのなかで当社は24の国と地域で事業展開して、高度のグローバル化を推進しており、外国人としての視野、知識を生かして活躍できることから選びました。今は熱分野における商品開発において、高付加価値の設計を行う仕事に従事しています。 特に留学生に対しては、日本人の友人をたくさん作って欲しいですね。日常の交流を通して、日本語の勉強や日本文化の習得をすることができます。日本語の中でも、敬語を学ぶとビジネスシーンで役に立ちます。私は今、風通しの良い会社で、非常に人間関係に恵まれています。入社後もたくさんの友人ができ、趣味も充実しています。「愛媛大学に留学して良かった!」と心から思っています。|楊さんが、愛媛大学に留学した 理由を教えてください。|愛媛大学のサポートで、 特によかった点は?|卒業後は三浦工業さんに就職され ました。その理由は。|後輩たちへのメッセージを。愛媛大学での経験を生かし大好きな愛媛で充実の日々中国北京市出身の楊陽さんは、愛媛大学工学部卒業後、三浦工業株式会社に入社。現在は大好きな日本、大好きな愛媛で日々、仕事に邁進しています。また先輩や同僚にも恵まれて、プライベートも存分に楽しんでいるそう。「将来は日本と故郷の架け橋になりたい」と瞳を輝かせる楊さんの、学生時代の思い出や充実の社会人生活についてうかがいました。三浦工業では釣り部に所属。釣った魚は自分でさばき、海鮮丼などの手料理もお手の物です。22[シリーズ]愛媛大学・卒業生を訪ねて楊 陽さんYang Yang1989年、中国河南省生まれ、北京市育ち。和歌山外国語専門学校を卒業後、愛媛大学工学部情報工学科に入学。2018年3月に卒業後、三浦工業株式会社に入社。電気システム技術部を経て、2021年4月よりグローバル技術部に所属。趣味は瀬戸内海近辺のキャンプ、船釣り、写真撮影、PCゲーム。Profile

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る