愛媛大学広報誌 ドット・イーフォリオ vol.16
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愛媛大学のダイバーシティをさらに推進するために、「愛媛大学ダイバーシティ推進ステートメント」を、女性大臣の日である7月取組みによってダイバーシティをより一層推進し、構成員一人一人が個性を輝かせ、能力を発揮できる大学となることを宣言します。天体撮影専用の冷却CCDカメラで事前に参加者の方からリクエストのあったM27(こぎつね座の惑星状星雲)やM57(こと座の惑星状星雲)、キャッツアイ星雲(りゅう座の惑星状星雲)などの星雲・星団を撮影しました。北天最大の球状星団と言われるM13(ヘルクレス座の球状星団)を捉えた時は、画面いっぱいの星団が映し出され、また、M11(たて座の散開星団)は鴨が群れている様子に似ていることからWildDuckCluster(野鴨星団)と呼ばれている話などが紹介されました。参加者からは、「小学生と中学生の子供と一緒に参加しましたが、とても楽しく勉強になった」「パソコンの画面越しでも夏の夜空はとても美しく、やっぱり星空はロマンにあふれていると感激した」などの感想が寄せられ、リアルタイムでの星空の鑑賞を満喫いただいた様子でした。(令和3年7月19日)       地域研究・地域令和3年8月4日(水)、愛媛大学宇宙進化研究センターは久万高原天体観測館と共同で、一般の方向けの「夏のオンライン観望会」を開催しました。このイベントは、久万高原町にある久万高原天体観測館の口径60㎝反射望遠鏡と12・5㎝屈折望遠鏡で撮影した星の画像をインターネット配信する企画で、小学生から大人まで約20人の参加がありました。本学宇宙進化研究センターの粟木久光センター長から挨拶の後、望遠鏡に取り付けたデジタルカメラで、南西の低い空に赤く輝くさそり座のアンタレスや、夏の大三角と呼ばれる天頂付近の1等星のこと座のベガ(織姫星)、わし座のアルタイル(彦星)、はくちょう座のデネブを撮影し、久万高原天体観測館の重藤遼太朗学芸員からそれぞれの星の特徴やエピソードが紹介されました。「夏の大三角」は、こと座のベガと、わし座のアルタイル、そしてはくちょう座のデネブで作る大きな三角形で、特にデネブは3つの恒星の中では特に明るく輝いていますが、非常に遠いため1等星の明るさに見えることが説明されました。次に、同天体観測館の藤田康英学芸員の解説により、望遠鏡に取り付けた(令和3年8月4日)愛媛大学ダイバーシティ推進ステートメントを策定「夏のオンライン観望会」を開催しました愛媛大学広報誌[ ドット・イー フォリオ ]キャンパストピックス 世界は、今、大きな変革の時を迎えています。感染症の蔓延、地震や洪水など頻発する大規模自然災害、日本においては少子高齢化による人口減少など、持続可能な発展のために解決すべき多くの困難な問題を抱えています。このような時代においてこそ、「誰一人、取り残さない」社会を実現するために、多様な人材、組織が連携して問題解決に当たる「ダイバーシティ」の視点が重要です。多様な人材によって構成されている組織は、刻々と変化する社会環境に対しても、柔軟、かつ、迅速に対応することができます。また、構成員が個々の能力をそれぞれの場面で発揮していけば、構成員自らも達成感が得られ、組織全体のパフォーマンスも飛躍的に向上します。愛媛大学は「輝く個性で地域を動かし世界とつながる大学」を創造することを理念としており、そのためには、世界標準のダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(受容し活かすこと)への理解と環境の整備を目指します。 今回のコロナ禍により、私たちは、地域の住民であると同時に世界の一員であることを改めて自覚させられました。また、多様化する社会と急変する環境に対し、すべての人々の力を結集し、臨機応変に対応する必要性も認識させられました。今後、少子化、長寿命化、働き方の多様化などによって、私たちは、学びと仕事を往還する「新たな生き方」を探索する必要があります。それゆえ、「地域における知の拠点」である大学には、これまで以上にさまざまな機能を有することが求められてきます。このような機能の多様性への期待に応えるためにも、それぞれ個性的な知識、思考力、行動力をもつ構成員がお互いの違いを尊重し合い、協働することが必要です。 愛媛大学は、すべての人々の人権保障と次世代のためのより良い新たな社会の創造のため、性別、年齢、国籍、障がいの有無、性的指向・性自認、人種、民族、文化、宗教などの違いにかかわらず、互いを尊重し協働しあえる場を提供し、地域に根ざしながら地球規模での多様な問題解決にあたる知の拠点を目指します。そのために、さまざまな取組みによってダイバーシティをより一層推進し、構成員一人一人が個性を輝かせ、能力を発揮できる大学となることを宣言します。観測ドーム内の60cm望遠鏡と冷却CCDカメラM57(こと座の惑星状星雲)の画像2021年(令和3年)7月19日愛媛大学長仁科 弘重19日、次のとおり策定しました。さまざまな23愛媛大学ダイバーシティ推進ステートメント

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