愛媛大学 社会共創学部 GUIDE BOOK 2022
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企業や地域を盛り上げる人材を育成地域経済を構成する企業・住民・自治体などの要素と、企業を構成するヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源について学ぶと同時に、これらを実社会で適切にマネジメントする能力を養うために、地域産業や地域企業と連携して各種プロジェクトの実践を行います。これらの教育を通じて、企業・組織を共に盛り上げ、事業を共に革新する人材を育成します。産業マネジメント学科SUS産業マネジメントコースグローバル化が進展する現在、地域社会とそれを支える地域経済が世界と結び付く場面は増加しており、それに伴って地域のあり方は大きく変化しつつあります。一方、愛媛県では急速な少子高齢化の進展により、地域経済が一段と疲弊しており、これまで以上に多様な課題に対処することを迫られています。本コースでは、地域産業及び経済・情報に関する科目を中心に履修し、そこで身に付けた知識・能力を活かして実践フィールドに赴き、地域産業の課題解決を実践するマネジメント力を身に付けます。事業創造コース愛媛県をはじめとした地域産業の多くにおいて、事業者数の減少や担い手不足によって、事業の成長に陰りが生じている企業が見られます。また、変化する環境に対応するために新規事業を創出しても、それを軌道に乗せるための人材や組織能力が不足している地域企業も多く存在しています。本コースでは、マネジメント及び会計・財務に関する科目を中心に履修し、さらに実践的な能力を養成するために地域のステークホルダーと協働することにより、新事業の構想・創出に関わる知識と実践力を身に付けます。MEG OM DATT CA学科長/岡本 隆(専門:情報産業論)経済学、経営学分野の学びを問題解決に活かすPO初年次プロジェクト演習―社会のリアルな課題に触れる―「初年次プロジェクト演習」は産業マネジメント学科1年次の必修科目で、入学後最初に受講する実践力育成科目です。この授業は、地域のステークホルダーである企業や自治体などから実際に直面している課題を提示してもらい、それに対して解決策を提案するというプロジェクトを実行する科目です。6名程度ずつのグループを編成し、グループワークを通じてまとめたチームとしての提案を地域のステークホルダーに向けてプレゼンテーションします。この授業を通じて、社会で働くために必要な力と自分の力とのギャップを認識することになるでしょう。産業マネジメント学科には、ミクロ経済学、経営工学、マーケティング論、会計学、地域経済論といった経済学、経営学分野を研究する教員が所属しています。教育プログラムでは、体系的なカリキュラムの編成を行うとともに、理論的な専門教育と課題解決型の実践教育を連動して学ぶことができるように授業を構成しています。私たちが暮らす社会は急速に変化しています。地域社会で生じる問題を解決できる社会人になるには、経済や経営を学び、その知見を実際の現場で活用する、その往還が不可欠です。問題の原因を探り、解決したいと願う皆さんのために、産業マネジメント学科は新しい教育プログラムを提供しています。地域に欠かすことのできない良き社会人になることを、一緒に目指してみませんか?10

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