マルチオペレーションロボットによる農業のスマート化害虫発生モニタリングシステムによる農薬使用量削減!食料生産学専攻 植物工場システム学コースロボット技術を活用して農産物の高品質・安定供給キーワード農業ロボット、物理的防除、スマート農業22教育・研究内容紹介1教育・研究内容紹介2農業機械システム工学有馬 誠一 教授農業にもロボットやAIを利用する時代がやってきます!光合成機能や蒸散機能、葉温などを測定する生育診断ユニット。害虫の発生状況をモニターするための害虫検知ユニット。これらの情報を基に害虫防除を行う防除ユニット。超音波によって受粉作業を行う受粉ユニット。そして収穫物の情報を収集しながら果実収穫する収穫ユニット。マルチオペレーションロボットは、これらの各ユニットを植物工場内を自律走行する走行ユニットに載せ換えながら自動で各作業を行います。膨大な情報処理と作業を自動化し、農産物の高品質・安定供給を実現させ、価格を安定化させることを我々は目指しています。安全で高品質な農産物を安定的に供給するには、ICT利用による情報化農業および総合的病虫害管理(IPM)の確立が必要とされています。IPMとは、害虫の天敵利用や物理的な防除手段を用いながら、化学農薬の使用量を少なくするための手法です。これをより効果的に実現するには、害虫の発生状況を多地点、高頻度で把握する必要があります。物理的防除法である害虫捕殺粘着シートを用いて、害虫防除を行うと共に、このシートの写真を用いて、害虫の画像を人工知能によって機械学習させ、害虫の自動カウント、および害虫発生状況を示す害虫マップの作成を行う、害虫発生モニタリングシステムを開発しています。この情報を用いて早期に対応すれば、害虫被害が抑えられます。マルチオペレーションロボット(収穫ユニット)害虫捕殺粘着シートによる物理的防除と害虫カウント
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