食料生産学科・専攻生命機能学科・専攻生物環境学科・専攻グリーンコンポジットのものづくりとしくみづくり教育・研究内容紹介1グリーンコンポジットの材料研究教育・研究内容紹介2生物環境学専攻 バイオマス資源学コース72伊藤 弘和 准教授紙産業教育多くのプラスチック製品は、石油を原料として作られていますが、地球環境を守っていくためには、使い終わったプラスチック製品の再利用や使う量を減らしていくことが重要です。これからは、プラスチック製品の代わりに、木材や紙など植物を原料とした製品がたくさん使われる時代にしなければなりません。しかし、プラスチック製品は、私たちの生活の様々なところで利用されており、ゼロにはできません。そこで、プラスチックと植物繊維を組み合わせて、プラスチック使用量を削減できる材料(グリーンコンポジット)の研究開発を行っています。さらに、このグリーンコンポジットをいろいろな製品に使うため、高強度化などの機能性向上の研究も行っています。グリーンコンポジット製品の利用を広めるためには、原材料の調達、製品の製造から販売まで一貫したビジネスを作らなければなりません。そこで、愛媛県で盛んな産業の一つである紙産業のポテンシャルを活用し、産業化するしくみづくりの研究開発を行っています。紙産業は、グリーンコンポジットの原料となる植物繊維であるパルプを製造し、様々な紙を作っています。さらに、紙からいろいろな製品を作り、販売する会社もあります。これら産業が力を合わせ、地域の強みを活かしたビジネスモデルを提案することが目標です。また、これからの製品は、使用した後、資源の再利用ができることが重要です。そこで、グリーンコンポジットでは、原材料だけでなく、リサイクルを考えた製品設計やリサイクル方法の研究も行っています。グリーンコンポジットの研究ものづくりからしくみづくりまで文理融合した研究地域と環境に貢献できる新しいプラスチック技術キーワードグリーンコンポジット、ものづくり、しくみづくり
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