福井県立大学広報誌 FPU NEWS 第118号 2023 春号
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この活動は南越前町の海の宿さへいの女将さんや畠山酒造さんなど地域の方々にも協力していただきました。へしこは福井の伝統料理ですが、まだまだ知られていない魅力があります。活動を通して、より多くの人にその魅力を知ってほしいと思っています!地域の人手不足を解消するだけでなく、学生のバイト先を作りかつカヤックを乗ることができる環境を作ることで、学生にも地域にもメリットがある「共存」を形にしました。中高生の研修旅行のアルバイトや、シーカヤック、釣りに興味のある方はぜひ遊びに来てください!これまで地元南越前町にあまり興味がなかったのですが、こうした活動を通じて南越前町の良い所や魅力を発見することができました。また、様々な方と交流することで新たな発見が多く、とても楽しく活動しています。県内外問わず様々な方とともに過ごしてきた中で、多様な視点から専門的な知識を学ばせていただきました。一方で自分自身からも県大の強みと新事業を結び付けるという提案をさせていただくことができ、相互的に本気度の高いプロジェクトを行っていくことができたと感じています。わくわくするようなまちづくりのために、また困っている人を助けるために、学生の皆さんの力を必要としている場所がたくさんあります。学生ならではの感性や行動力を生かして、福井を魅力あるまちにしてみませんか?サークル、ボランティア、まちづくり等の情報は県大ホームページやつぐみ掲示板(Web)の「学生生活」をチェック!大学HP「学生生活」南越前町オリジナルのへしこ作りにチャレンジ!●創造農学科3年 玉谷優花さん、天谷理香子さん、 笠谷侑生さん、堀井蒼汰さん南越前町の「まちみらいチャレンジ」事業で、美味しさが一定のへしこづくり、南越前町オリジナルへしこづくりに挑戦しています。■と一緒にタケノコを使ったへしこを作れないか検討し、仕込みを行っています。タケノコの仕込みには本来では捨てられてしまう糠も使用しています。へしこの新しい材料の発見とともに、「もったいない」を減らす取り組みも行なっています。今後は改良を重ねて商品化を目指します。首都圏人材と地域の若者の協働によるアイディアで地元企業の新事業創出●経済学科3年 吉澤宏太さん県内外から集まった多様な専門性やキャリアを持つ人材と地元企業が連携し、共に学び合いながら新事業創出を目指す福井市のプログラム「INTERWEAVE」に参加しています。私達のチームは、ランドセル専門店イクラボの新事業創出に向けて、フィールドワークやワークショップを重ね、ファンコミュニティの作成や県大に2025年に設置予定の恐竜学部(仮称)や県大のサークルとの連携などの新事業のアイデアを提案しました。子どもたちのカヤック・海釣り体験をサポート●シーカヤックサークル小浜市阿納地区において、地区の高齢化等による人手不足のため若者の力を借りたいという地元民宿の皆さんの声を受け、サークルメンバー有志で、海の食の体験交流施設「ブルーパーク阿納」での子どもたちの教育旅行でのカヤック体験や海釣り体験の手伝いや、民宿の手伝いを行っています。地元農家と協力し、地域の若者のためのフォトスポットづくり●経営学科3年 澤﨑みの莉さん南越前町の青年交流事業のGG隊の一員として、はたちのつどいの思い出作りの一助となるように、地域の花農家と協力してドライフラワーを使ったフォトスポットを作り、はたちのつどいで使ってもらいました。また、1年、3年生の時に南越前町の「まちみらいチャレンジ」事業に参加し、クイズでの南越前町の紹介、オンラインそば打ち体験教室の企画、町での生活の様子の発信などを行いました。3

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