福井県立大学広報誌 FPU NEWS 第119号 2023 夏号
5/8

生物資源学部 生物資源学科4年川端 理希さん 齋藤 健人さん国内初のクワガタ奇形個体の採集・飼育による新たな知見を確認し、その研究成果を福井市自然史博物館研究報告へ寄稿しました!経済学部 経営学科3年山田 嘉幸さん第162回日商簿記検定試験1級に合格しました!看護福祉学部 社会福祉学科4年加藤 可菜さん (演劇部「劇団くらげ」)福井県演劇連盟の2022年度表彰で企画賞を受賞しました! フローチャート消費税−図解による消費税の課税関係−経済学部 内川 毅彦 特任教授 著(法令出版、2022)消費税は全税目の中でも特に手続誤りの多い税金だが、その課税関係を将来予測により把握し、間違いや手続き漏れの予防に役立つよう、納税義務の判定、納付税額の計算、国際課税及びインボイス制度等について、その要件と手続きを図解により解説した実務本。地域再生の未来像 ―越前からのメッセージ―南保 勝 名誉教授 著(晃洋書房、2023)低成長、自然災害、少子高齢化・人口減少、情報技術革新、グローバル化・・・。目まぐるしく変化する社会のなかで、地方は未来に向けてどのように存続・発展していけばよいのか。越前(福井)をモデルに、地域が地域らしく発展していくための方向性を模索する。グローバルビジネスの流儀池下 譲治 元地域経済研究所教授 著(晃洋書房、2023)国際ビジネスにおいては「郷に入っては郷に従え」が正解とは限らない。本書では、国や文化の違いと経営戦略上の含意、グローバルビジネスのルール、戦略としての国際ビジネス倫理、グローバル戦略の新たなトレンドなどについて、豊富な事例を含め解説している。最新 政治・経済経済学部 廣瀬 弘毅 教授 分担執筆(文部科学省検定済み教科書)(実教出版、2023)高校生向けの教科書。大学に入ってからも必要になる知識や考え方も、高校で学ぶようになっている。経済学史入門経済学部 廣瀬 弘毅 教授 分担執筆(昭和堂、2023)経済学史の教科書だが、類書とは異なり、経済学の作法にあたる「方法論」からアプローチしたところが特色。木本植物の被食防衛変動環境下でゆらぐ植食者との関係生物資源学部 角田 智詞 准教授 分担執筆(共立出版、2023)近年の温暖化を含む環境激変下での森林植物と昆虫類の相互作用に関して、昆虫の食害を植物が巧妙に防ごうとする姿(被食防衛)を解説する。植物生態学や保全生態学、森林保護学の学生から現場の実務者まで、今後の変動環境への戦略に向けた必携書である。Smart Fisheries海洋生物資源学部 渡慶次 力 准教授 共著(Midori Shobo、2023)スマート水産業とは、ICT、IoT等の先端技術の活用により、水産資源の持続的利用と水産業の産業としての持続的成長の両立を実現する次世代の水産業と定義されている。漁業、養殖業から流通に至るまでのスマート技術運用事例を105のトピックとして解説している。自己免疫性脳炎・関連疾患ハンドブック看護福祉学部 米田 誠 特命教授 分担執筆(金芳堂、2023)近年、免疫異常に伴う脳炎(自己免疫性脳炎)の範疇に含まれる疾患は増加の一途をたどっている。本書では、代表的疾患が取り上げられ、それぞれの病態、検査、診断、治療について分かりやすくまとめられている。米田特命教授が慢性甲状腺炎に伴う「橋本脳症」について分担執筆した。ナーシング・グラフィカ 病態生理学看護福祉学部 米田 誠 特命教授 分担執筆(MC メディカ出版、2023)看護師・看護学生を対象として、疾患の原因・病態と症状・徴候を統合しコンパクトに最新の内容が記載されている。旧版より引き続き、本学客員教授の山内豊明放送大学教授が監修した。米田特命教授が病理病態論の「遺伝子異常」の項を分担執筆した。ウェルビーイングの社会学看護福祉学部 道信 良子 教授 分担執筆(北海道大学出版会、2022)本書は、ウェルビーイング(人間の安寧)のライフコース的アプローチとその課題について概説している。第11章では、道信教授が社会科学系の学生に向けた小児がんの子どもたちの生活支援について、フィールドワークに基づく結果をまとめている。観念説と観念論 イデアの近代哲学史学術教養センター 渡邉 浩一 准教授 共編著(ナカニシヤ出版、2023)プラトンの「イデア」は近代においてどのように変容したのか。その後継概念である「観念(idea)」から派生した「観念説」と「観念論」を軸に、17世紀から20世紀の哲学者たちの思想を概説した哲学史論集。ミクロヒストリーから読む境界の動態学術教養センター 加藤 裕美 准教授 分担執筆(国際書院、2023)グローバル化により人の移動が日常的にみられるようになった結果、世界各地で移民、難民、国内避難民等が発生している。本書は日本を含むアジア、アフリカ、北米に暮らす移民、難民、外国人労働者などの事例を取り上げ、多文化共生のありかたを論じた1冊である。本学関係者の著書紹介『福井県立大学つぐみ賞』 受賞者紹介5

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る