研究所等図 書 館生物資源開発研究センター(生物資源学部附属施設)海洋生物資源臨海研究センター(海洋生物資源学部附属施設)学生と教員が知を深めるための情報シンクタンク「農」に関わる多くの人たちと連携・交流先端増養殖科学科との相乗効果65Research Center for Bioresources DevelopmentResearch Center for Marine BioresourcesLibrary図書館では、図書・学術雑誌等を収集・整備し、学生や教員の学修、教育、研究をサポートすると共に、地域に開かれた図書館として、広く県民に閲覧・貸出サービスを提供しています。図書館は永平寺・小浜キャンパスに設置しています。約40万冊の蔵書を備え、年間に図書3,000冊、学術雑誌450種、電子ジャーナル4,000種(SpringerLink、Business Source Premier等)を購入するほか、東洋経済DCL、SciFinder-n、Web of Science等、各種データベースを整備しています。その他、閲覧室内の一室をアクティブ・ラーニング・スペースとして開放し、グループ学習や授業を支援しています。生物資源開発研究センターは、本県に適した農作物の新品種開発や新微生物資材、環境調査、地域農政課題解決策などの研究成果(シーズ)を民間企業や地域農業者、行政などのニーズとマッチングすると共に、成果品の社会実装を担う大学発ベンチャー「県大アグリ」と連携しながら、産官学共同で地域農業振興への貢献を目指しています。また、創造農学科開設を契機として、「農」に関わる多くの農業経営者や企業団体、行政、大学教員による「ふくい農力アップ!ネットワーク」を設立しました。毎年開催する情報交換会などが契機となり新プロジェクトも始動しています。今後とも地域との連携・交流をさらに進め、地域課題の解決や人材育成に取り組んでいきます。海洋生物資源臨海研究センターは、水産海洋研究に欠かせない魚介類の飼育設備と実験に必要な高度な分析機器を備えた「かつみキャンパス」の施設です。さらに、目の前に広がる小浜湾で増養殖研究や環境調査をするための調査船「セリオラⅡ」を所有しています。これらは、海洋生物資源学部共通の施設、機器として教員・学生に利用されています。また、先端増養殖科学科の研究講義棟と新しい飼育棟が供用されました。先端増養殖科学科との相乗効果を発揮して、互いの機能を補完し合うことができ、さらなる教育の充実と研究の深化が期待されます。
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