岐阜大学 地域科学部・地域科学研究科
10/24

地域科学部8 2年次後学期から始まる専門セミナーは、地域科学部における教育の基軸となるものです。少人数で開講され、各教員それぞれの専門分野に関連する領域について、学んでいきます。学生の関心・能力に応じたきめ細やかな指導が、4年次の後学期まで継続して、行われ、卒業研究も行っていきます。 各専門分野によって、運営形式はこの専門セミナーでの学びを基に様々ですが、どのセミナーも、学生の関心により近いテーマでの研究を行うため、講義や実習とは異なったおもしろさがあります。セミナーでの議論や思考を通して、問題を発見し、解決する能力を養成することもねらいとしています。 一口に地域科学といっても、そこには対象となる現象が多種多様にありますから、専門セミナーで学ぶテーマは、『地域』を考える上での軸足となります。学生にとっては、セミナー以外の科目は、セミナーを中心に有機的に関連付けられる、ともいえるでしょう。例えば… 本セミナーでは、日本経済の全体像を理解するために、日本経済を構成する主要な産業・企業の実態について学びます。産業の実態を把握するためには、産業を構成する個々の企業、特に企業数の99%を占める中小企業について理解することが欠かせません。小売業やサービス業などは多くの中小企業によって支えられているし、自動車のような工業製品の生産も多くの中小企業が分業に参加することで成立しているからです。 通常のセミナー活動はテキストの輪読と個人研究報告が中心ですが、長期休暇中には企業への聞き取り調査や工場見学を実施し、産業や企業に関するイメージを広げることも重視しています。このような多様な活動を通じて育まれた問題関心をもとに、研究テーマを決定し、卒業論文を執筆していくことになります。昨年度の卒業生は、「スポーツのリーダーシップ」、「コミュニティFMの役割」、「スキー場と地域活性化」に関する研究に取り組みました。宇山 翠セミナー(経済学)専門セミナー

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る