岐阜大学 地域科学部・地域科学研究科
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地域科学部62023年度実施プログラム(指導担当教員)A:実務家の講習及び刑務所・少年院の見学 (三谷 晋)B:山間地の小学校を起点とした地域づくり (南出 吉祥)C:「まちを研究すること」を考える: 岐阜市内における景観調査と利用者の行動観察 (合掌 顕)D:子どもの自然体験教室のサポーター (府川 純一郎)E:市民ラジオ番組の制作 & 番組企画・出演 (野原 仁)F:岐阜市歴史博物館で作業する (加藤 公一)G:ひとり親家庭に関する実態と発達について学ぶ (峰尾 菜生子)H:フランスの球技・ペタンクを知る (ゲラン,ジル) 1年生全員の必修科目である社会活動演習は、実習受け入れ先から多くのご支援を頂きながら実施される本学部独特の実習です。学生たちは、岐阜県域の企業・行政・福祉・環境・博物館などの現場における体験・実習を通じて、地域の諸課題を肌で感じながら理解を深めます。そして、岐阜大学が教育目標として掲げる3つの力と9つの要素で構成される基盤的能力、つまり自立的行動力(計画力、実行力、管理力)、コミュニケーション力(傾聴力、発信力、状況把握力)、総合的判断力(課題発見力、創造的思考力、論理的思考力)の育成のための基本的な構えとセンスを養う場として本演習を位置づけています。 具体的には、学生たちは下記の8つのプログラムのなかから希望するものを選択し、それぞれの担当教員の指導のもとで事前学習、原則として夏季休業期間を利用した数日間の実習に参加することになります。いずれのプログラムも「書を捨てフィールドに出ること」にしており、参加学生たちは教室のなかでは決して体験することのできない「生きた知恵と知識」を体得します。市民ラジオ番組の制作 & 番組企画実習の様子岐阜市歴史博物館で作業する2022年度入学学生の声 社会活動演習では、NPO法人「長良・自然とくらし楽校」が主催する自然体験教室や「子どもエコクラブ」のイベントで主催者や参加者の子ども達のサポートをしました。自然体験教室の天神川での生き物観察では、指標生物を見つけ、実際に捕まえて観察し、川の水質を知るという活動のサポートをしました。子どもたちの安全を第一に考え、子どもたちの自然体験・学びをより良いものにすることを心がけながら活動を行いました。秋には鎌を使って稲刈りを行ったり、芋掘りの体験をしたりしました。社会活動演習を通して、地域における多様なNPO活動を知り、理解を深めることができました。また、実際に岐阜市内・市外各地に行って活動をすることで、地域の自然の多様性や豊かさ、魅力、現在抱えている問題などを認識し、環境保全、環境政策について考える良いきっかけとなりました。廣瀬 佳歩さん社会活動演習

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