岐阜大学 応用生物科学部 FACULTY GUIDE 2024
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Molecular Life ScienceLife Science for FoodGifu UniversityFaculty of Applied Biological Sciences4生命システムを科学する 分子生命科学コースでは、多様な生命現象を分子レベル〜細胞レベル〜個体レベルの幅広いスケールで捉えて理解し(分子を「見る」)、有用分子を設計・合成し(分子を「創る」)、微生物や動植物の機能と生体成分を医薬品、化成品、香粧品、食品などの開発・製造と環境改善・修復に活用する(分子を「使う」)ための理論と技術を学びます。これにより、生命科学、環境科学、健康科学を支える幅広い分野で活躍できる人材を育成します。食品を健康から科学する 食品は人間の生命維持と健康を担う最も基本的なものです。食品生命科学コースでは、食品のもつ栄養性・嗜好性・健康維持機能に関する生命科学の観点からの知識を学びます。同時に、食品の製造・加工・保蔵・鮮度保持・安全性確保についての理論や技術を習得して、食品の開発・製造から消費に至る一連の過程を体系的に学びます。これにより、安全でかつ豊かな食生活を支える「食」のスペシャリストとして幅広い分野で活躍できる人材を育成します。岐阜大酒プロジェクトについて 岐阜県食品研科学研究所との共同プロジェクトで「岐阜大酒」を開発しました。岐阜県内から採取した酵母から遺伝系統的に清酒醸造に適した1株を選抜し、その株を用いて醸造特性をより強化したGY115-3a株を開発しました。GY115-3a株によって白ワインのような爽やかな風味をもつ清酒「多望の春ー岐山」が誕生しました。岐阜県食品科学研究所産官学が連携して食品科学研究を推進する 岐阜県と岐阜大学との協定調印を受け、2019年に応用生物科学部棟のすぐ隣に開所した「岐阜県食品科学研究所」は、地域の食品産業を支援する拠点です。移転を機に「清酒醸造実習」の開講や、応用生命科学課程の学生実験を一部担当するなど、教員・学生と一体となって、岐阜県及び地域産業界の食品科学研究・教育を進め、食品関連の様々な分野で活躍出来る人材の育成にも貢献しています。分子生命科学コース食品生命科学コース

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