ゲストティーチャーが参加しての採血演習総合科学分野総合科学分野は、看護と関連が深い疫学、保健統計学、産業保健、学校保健や、医療英語などの幅広い領域を担当します。教育・研究を通じて、特に保健医療福祉の実態を把握する力や分析する力、異文化理解のためのコミュニケーション能力の育成を目指しています。小児看護学分野小児看護は新生児期から思春期・青年期までのすべての子どもとその家族を対象としています。特に病気や障がい等健康上のニーズをもつ子どもの看護では「養育」「成長発達の支援」という視点や子ども・家族とともに考える姿勢を重視しながら、講義・演習・実習を通して学びます。老年看護学分野老年看護学では、人の「老い」や「健康」を基盤に、高齢者が有意義な人生を送るための支援の必要性や、その具体的方法について学びます。その実践は医療機関のみに限定されるのではなく、広く生活の場にまで及びます。それぞれの場面・状況において高齢者のもてる力を生かした看護を探求していきます。地域看護学分野・保健師課程地域看護学では、地域で暮らす多様な健康レベルやライフサイクルにある個人・家族・地域(集団)を対象にしています。健康増進・疾病予防から療養支援に至るまで、公衆衛生看護と在宅看護を基盤に、健康レベルやQOLの維持・向上を目的とした学習をします。保健師課程選考試験合格者(定員20名以内)は、保健師課程に関する科目を履修したのち、保健師国家試験受験資格が得られます。小児の輸液療法の演習34 看護学科のセミナー看護学科のカリキュラムは、教養科目、専門基礎科目、専門科目で構成されています。教養科目は全学共通教育で、総合大学の特徴を生かした幅広い分野からの科目選択で、視野を広めることができます。また専門基礎科目では、看護学の基盤となる人体の仕組み、社会システム、多様な文化や価値観を学び、専門科目ではさまざまな専門領域の看護学を修得します。1年次の前学期から「地域生活体験実習Ⅰ」で地域 の人々の生活を理解し、「初期体験実習」で医療機関の看護活動の実際を学びます。1年次から4年次まで少人数グループで、自ら調べ討議しながら課題を解決する自発的学習方法を取り入れることにより、自主性と創造力を持ち、主体的に判断・実践できる能力を育成します。また、保健師課程・助産師課程のいずれかの選考試験に合格し必要な科目を履修すれば、これらの国家試験受験資格も得ることができます。生命機能学分野生体分子や細胞の働きに始まり、臓器の構造と機能、生命現象を支える栄養素の代謝など、看護学を学ぶための基礎分野の教育・研究を担当しています。こうした活動を通して、発展の著しい生命科学の基礎領域と看護の専門分野との橋渡しを行っています。母性看護学分野・助産師課程母性看護学では、セクシャル・リプロダクティブヘルス/ライツの思想のもと、女性のライフサイクルを通じた健康と看護について学びます。また、助産師課程選考試験合格者(定員6名以内)は、助産師課程に関する科目を履修したのち、助産師国家試験受験資格が得られます。成人看護学分野成人看護学では、慢性的な病いをもちながら生活する成人期にある人とその家族、急なけがや病気により、手術や集中治療が必要となった人やその家族を対象としています。そして、対象に応じて科学的根拠に基づく看護を実践するための知識・技術・態度を、講義・演習・臨地実習を通して学修します。基礎看護学分野基礎看護学分野では、あらゆる健康レベルにある人々を生活者として捉え、健康の維持・増進を目指した看護実践の基となる知識・技術・態度を学修します。そして、演習・臨地実習を通して、看護の専門性とは何かを問いつつ看護技術の修得を目指します。精神看護学分野精神看護学分野では、対象となる人のライフヒストリーを紐解き、その人の生き方や価値観を捉えた看護支援を学びます。対象となる人を生物学的・心理学的・社会学的な側面から理解し、対象にとって本質的な支援とは何か、どのように支援を提供できるかを追求します。キャンパスライフ医学部 看護学科学習科目Campus Life
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