岐阜大学 大学案内 2025
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社会システム経営学環学環長メッセージ社会システム経営学環長 三井 栄 社会システム経営学環は令和3年4月にスタートした教育組織です。本学環は、「学部等連係課程」という制度で設置された学部レベルでは日本初の教育組織(学環は、学部相当の組織です)であり、地域科学部・工学部・応用生物科学部の講義が組み込まれた学部横主としてビジネス・まちづくり・観光に関するプログラムを通して地域社会に貢献できる人材を育てます。講義と現場での実習を繰り返す、理論と実践を定着させる往還型の教育で課題解決能力を身につけられます。社会システム経営学環では、社会の課題解決に求められる以下の7つの専門的能力を養います。これらの能力は、今の社会が求めているもので、地域や全世界に貢献する企業の経営、政府や自治体の政策立案などにおいて役立ちます。さらに、自ら新しい事業を創出する力を養い、支援する体制も整っています。豊かな教養に基づき、幅広い視野で社会システムの変化を捉え、多面的視点で課題解決に取り組むことができる能力課題発見・解決のために多様なデータを収集・分析し、論理的に結論を導き出す能力。高いコミュニケーション能力と高度なコーディネート力により多様な人材間の調整を図り問題解決に臨む能力。断的教育に加え、名古屋大学の講義も受講対象になっています。本学環の学びの特色である往還型教育では,企業・まち・観光に関するマネジメントを座学でしっかり学ぶと同時に、実際の現場に出向き、現状把握・課題の発見・解決方法の検討や提案を行います。1年生では名古屋証券取引所と上場企業約100社の企業研究とヒアリング調査を行い、企業の将来性を見出します。次に、情報誌「シャケカン」の制作では、高校生をターゲットに本学環をわかりやすく紹介する、岐阜市の観光スポットやグルメマップの作成過程において、キャッチコピーの作り方や雑誌の編集方法、写真や文章のレイアウトなどを学びます。2年生後学期からはビジネス・まちづくり・観光デザインコースに分学部横断的なカリキュラムで幅広く、他学部の学生とともに学ぶ機会もあります。実習では企業や自治体の現場を対象とし、実社会の現場で活躍する人々と対話しながら実践的な経験を多く積むことができます。デザイン思考を活用して企業、自治体、各種団体が抱える課題をユーザーの立場から発見し、課題解決に臨む能力。かれて、より専門的な実習に臨みます。例えば観光デザイン実習では高山市の周遊性を高める観光プランの立案のみならず、実際に1泊2日のツアーを催行します。事前調査やツアー運営、ツアー内のクーポンを企業へ依頼、バスガイドの役割など大変なことも沢山ありますが、達成感や得られる学びはとても大きいです。令和6年度からは,岐阜市・中津川市・高山市に設置している学外教育施設「地域ラボ」を活用する形で実践的学修体系の強化を図っていきます。 企業経営に興味がある!まちづくりに関わりたい!旅行大好き・ツアーを企画してみたい!と思う皆さんをお待ちしております。大学内にとどまらず実践的な実習を通して楽しく学んでいきましょう。学生30名(1学年)に対して、教員14名体制により、意欲的な学びを支援する各授業で自らが主体的に取り組む教育を導入します。専門知識を修得し、高い倫理観に基づいて、企業や自治体などを運営する能力。起業家精神により新しい価値を生み出すことで、活力ある社会システムの実現に貢献できる能力。自身の能力と発想を組み合わせ、事業性と社会性を実現するイノベーションを構築して社会実装する能力。51地域課題に対応した教育学びと実践を往還する教育(往還型教育)多面的思考力データ分析・論理的思考力コミュニケーション力デザイン思考による課題発見・解決力岐阜大学の学部を横断学び場は実社会専門知識とマネジメント力起業力と社会貢献力創発力と社会実装力アクティブ・ラーニング専門的能力実践的な経営学で課題解決に取り組む!教育の特色

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