教職大学院課程修士課程 今日、我が国における教育的課題は多様化・複雑化しており、社会からは教員養成の重要性とともに研修による継続的な教員の資質向上と実践的力量の向上が求められています。 本研究科は、今日及び将来の教育諸課題に対応すべく「教育の内容・在り方・方法」を研究・提案し、そして実践に結び付ける大きな役割を担っています。本研究科は、令和4(2022)年度にこれまでの3専攻を統合再編し、教職実践開発専攻(専門職学位課程)と教育臨床心理学専攻(修士課程)に改組いたしました。教職実践開発専攻では小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教諭の高度専門職養成を行います。また教育臨床心理学専攻では公認心理師・臨床心理士・学校心理士・スクールカウンセラー養成を行います。 また、平成31(2019)年度から兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(後期3年のみの博士課程)の構成大学に加わっています。医科学専攻(博士課程)医療者教育学専攻(修士課程)[ 医科学専攻(博士課程) ] 高度で先進的・学際的・創造的な探求心を持続し、人間性豊かな教育者及び研究者、先端医療の知識・技術と倫理観を持つ臨床医の育成を目的とします。また、医学研究と医療における国際的通用性の高い人材養成システムの確立、研究成果の地域や国際社会への発信と展開、生命医科学研究の臨床医学への応用等を達成し、高度先進医学・医療の発展を実現する教育研究体制の確立を目標としています。それにより、将来の医学を担う優れた生命医科学研究者・臨床医学研究者・生命医科学教育者、高度な医学的素養を身につけた臨床医、現代医療に対応できる医療行政専門家を養成します。[ 医療者教育学専攻(修士課程) ]グローバルな視野をもちつつ、ローカルな視点から、医療の質向上に寄与する医療者教育を展開し先導するため、多職種の人材と連携し、医療者教育を設計・実践・改善・発信できる能力のあるリーダーの育成を目指します。医療者教育の実務経験があり、医育・医療機関等で教育・研修の中心的役割を担うことが期待される幅広い医療系職種の社会人を募集します。 本研究科の目的は、地域社会が抱える問題をどのようにとらえ、いかなる方向の解決策がありうるかについて研究・教育することです。地域の個性は複雑で、課題に対し定型的な答えが用意されていることはまれです。そこに地域科学という若い学問が必要とされる根拠があります。これまで「地域」について学んできた人はもとより、自身の専門分野を活かしつつ暮らしやすい地域づくりに貢献してみたい人を歓迎します。地域政策専攻は、地域の自然環境と調和のとれた循環型社会システムをつくっていくために、その政策形成に関わるさまざまな領域で独自の理論化を目指し、地域政策実現のための能力を形成する教育を行います。経済社会・行政社会・自然環境の3領域があります。地域文化専攻は、現代社会の諸課題の把握と解明をすすめるために、人間社会のありようを特徴づける機能を持つ「文化」という視点から、地域社会の発展、人間の幸福を追求する研究と教育を展開していきます。社会生活・人間文化の2領域があります。看護学専攻(修士課程) [ 看護学専攻 ] 看護学専攻は、領域、分野、専門分野の順に細分化されていて、2領域、4分野、10専門分野で構成され、ニーズに合った専門分野で学修を深められます。看護学教育領域には『継続看護学教育』、『総合基礎科学』の2分野、『継続看護学教育』には『看護学教育』の1専門分野、『総合基礎科学』には『生命機能学』『総合科学』の2専門分野を設けています。また、実践看護学領域では、『地域生涯発達看護学』、『地域健康支援看護学』の2分野、『地域生涯発達看護学』には『母性看護学』、『小児看護学』、『成人急性期看護学』、『成人慢性期看護学』、『老年看護学』の5専門分野、『地域健康支援看護学』には、『地域看護学』、『精神看護学』の2専門分野があります。 カリキュラムは研究および研究領域に関連した科目を中心にした内容となっており、2年課程に加え、長期履修制(職を辞さずに、2年間の学費で3年間かけて学修を進める)を導入しています。修士課程58さらに深く学び、自分の可能性を広げたいあなたへ。確かな専門的知識に基づいた教育技能を持ち、子どもに対して真剣な教育者を養成する先端医療の発展に寄与する人材を養成する地域が抱える問題を把握し、よりよい地域を創りだす専門的能力を持つ者を育成する学修と研究を通して専門性を深め、看護の現場で活躍できる人材を育成する教育学研究科医学系研究科地域科学研究科医学系研究科大学院
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