32育成目標子どもの幸福への探求S c h o o l o f M e d i c i n e N u r s i n g C o u r s e 小児看護学分野では、すべての子どもたちが、その子どもらしく生き生きと成長・発達できるよう、そして健やかにその子どもの人生を歩めるようになることを目標とし、その支援をするための看護について、教育・研究を行っています。 現在、世界全体が抱える問題には、終わらない戦争や COVID-19 など新興感染症、そして日本国内では少子化や貧困、虐待などがあり、いつの時代においても子どもの安全が脅かされる状況にあります。子どもだけではなく、家族や地域、そして世界を含め、一人ひとりの子どもが成長発達できるように、そして環境を整えるための看護師の力を育てるために、授業や実習を行っています。私たちは、子どもの幸せのために探求を続けています。看護は、健康な人、病気の人を問わず、あらゆる人々の健康レベルを高めるために働きかける援助活動です。看護学科では、①人の尊厳と、生命を尊重し倫理性に基づいて行動できる能力。②深い教養に基づき広く世界に関心を持ち、多様な文化的背景を持つ人を生活者として理解する能力。③看護の対象の健康課題に対し科学的根拠に基づいた質の高い看護が実践できる能力。④保健医療福祉チームの一員として、看護および他職種の役割を理解し、協働・調整し、リーダーシップを発揮する能力。⑤看護上の課題を探究し看護を創造革新するための基礎的な研究能力。⑥看護専門職として自覚を持ち、グローカルな視点で目標にむかって自己研鑽できる能力。これら 6 つの能力を養い、さらにこれらの能力を向上させるために追及することができる看護専門職業人を育成します。医学部看護学科 地域生涯発達看護学 准教授 前田 由紀人を愛し、命を尊び、全ての人々の健康向上に寄与する看護職を育てます。医学部 看護 学科
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