岐阜大学 大学案内 2026
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38育成目標「化学が支え開く未来」を担う人づくり F a c u l t y o f E n g i n e e r i n g 自動車、航空機などの輸送機器やスマートフォン、コンピューターなどの各種電子機器に用いられる化学製品や衣服、プラスチック、染料、洗剤、食品、化粧品、医薬品、農薬などの含まれる化学成分は、現代の日常生活にはなくてはならないものです。これらの化学素材は、世界の変動に対応しながら私たちの生活をさらに便利で豊かなものにしつつ、かつ、地球環境を守るために、人類の知恵を駆使して、日々、原子もしくは分子レベルで進歩しています。 化学・生命工学科、物質化学コースに所属する船曳・犬塚・窪田・水野研究室では、「有機化学」を基盤とし、「有機フッ素化学」、「機能性色素化学」、「天然物化学」に関する有機機能分子の創製、単離、利用を通して、「次世代のものづくり」、「エネルギー」、「情報化社会」への貢献に「分子レベル」で挑戦しています。所属している教員と学生(大学院生、4年生)は、同じ目標を持った仲間として、共同研究している大学研究者や企業とともに、将来の日本の「新産業の創出」や「持続的なものづくり」に貢献することも目指し、研究室という場で、「独自の発想」と「遭遇するセレンディピティ」を大切にしながら、優れた感性を存分に発揮し、独創的で魅力的な新しい化学を展開しています。そして、その研究成果を学会発表、論文投稿などを通して、迅速に世界に発信しています。 あなたも、岐阜大学の化学・生命工学科で、「化学が支え開く未来」を担う技術者、研究者になるための実力を養いませんか?工学部では、ものづくりの基礎となる工学を総合的に理解するとともに、急速に進展する産業技術の高度化・多様化・グローバル化に伴う社会からの人材養成の要求に応え、環境に配慮した幅広い視野で物事に取り組める人間性豊かで倫理観豊かな技術者の育成を目指しています。そのため、1)ものづくり等の技術者として研究開発を推進できる基礎学力と創造力、2)幅広い教養、深い見識、社会人としての責任感に基づく倫理観と判断力、3)問題を解決するための方法を忍耐強く探索する能力、4)研究開発を行うためのコミュニケーションスキル、協調性を学位授与方針(ディプロマポリシー)としています。化学・生命工学科 物質化学コース 教授 船曳 一正社会を支える人間性と創造力豊かな工業技術者の育成を目指す。工学部

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