岐阜大学 大学案内 2026
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44育成目標動物や人の健康を守るための食品・環境衛生学研究 F a c u l t y o f A p p l i e d B i o l o g i c a l S c i e n c e s a. 技術者に求められる高い倫理観を持ち、真摯な姿勢で課題に取り組むことができる。 b. 変貌する社会環境に対して自ら課題を設定し、主体的に対応できる。 c. 社会における自分の役割を自覚し、他者と協力して取り組むことができる。 d. 応用生物科学の学理と技術を修得し、生物産業の発展や持続可能な生物生産、人間を含む生態系の保全およびヒトと動物との共生などに応用できる。 e. 幅広い視野・経験と広い専門的知識に基づき柔軟かつ総合的な判断ができる。 f. 自分の考えや判断を適切な方法で的確に表現できる。 本研究室は、日本を含め社会全体からの「獣医学」「獣医師」に対する社会的要請に応え、かつ岐阜大学の獣医学教育と研究における「食品衛生学」「環境衛生学」を強化するため、2004 年に「獣医公衆衛生学研究室」から独立して新設されました。「食品」「環境」は、生産者から流通過程を経て消費者まで、そして人獣共通感染症・生態系・環境保全に至るまで幅広く関わっており、職域が異なるとはいえその全てにおいて「獣医師」が大きな役割を果たしています。私たちの研究室では「食品衛生学」「環境衛生学」に関わる研究を通じて、動物だけでなく、人の健康を守ることを目的として活動しています。自分の研究の意義について研究室のメンバーが実感し、何に貢献するのか理解できるように、現場に実際に出向くことを重視しています。例えば、畜産農家でサンプルを収集したり、加工・流通・検査施設において食中毒原因細菌の検査を実施したりしながら研究を進めています。そして、研究成果を社会にフィードバックすることを心がけています。このような機会を通じて、研究としての成果だけでなく、それぞれの職域で活躍できるような人材育成に努めています。応用生物科学部は、生命科学・生物科学・生物環境科学の学理を究め、それらと関連した技術を開発し、それらの成果を生物産業や持続可能な生物生産、人間を含む生態系の保全およびヒトと動物との共生に応用することでより良い社会を実現することを理念としています。この理念を実現するため、以下の力を兼ね備え、応用生物科学に関する総合的な能力を有する者に対して学士の学位を授与します。応用生物科学部共同獣医学科 食品・環境衛生学研究室 教授 猪島 康雄准教授 岡田 彩加生命のチカラを 生命のために。応用生 物科学部

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