GIFU UNIVERSITY69「 eスポーツには触れてこなかったが、ゲームは大 好き」と、同好会に入るメンバーも多い。加古さんはメンバーが 常 にモチベーション高く、目標を持って活動できるよう、全国の学生が参加するeスポーツ大会へのエントリー、オフラインの合 宿 、他 大学との交流戦など、積極的にさまざまな企画を実施している。滋賀県立大学の大学公認サークル「県大スマサー」と大学対抗戦を企画。岐 大 祭のイベント参 加 者の名 札 。 初 開 催ながら、待ちができるほどの人気コンテンツになった。同好会が発足して1年目の岐大祭では、自主企画の大会を開催したほか、岐阜でのeスポーツ認知拡大のため、部員がアドバイスすることで一般来場者がeスポーツに楽しんでもらえるブースを設置。参加した親子らが気軽にeスポーツを体験できるきっかけづくりとして成功を収めた。今年の岐大祭でも同様に体験コーナーを企画する予定。加古さんは「学内だけでなく、ゆくゆくは市内のショッピングモールなどでもeスポーツの啓発活動を展開していきたい」と意欲的だ。今年も岐大祭で大会とeスポーツ体験を企画!岐阜にeスポーツを本気で楽しめる場所をつくりたい。eスポーツの社会的認知向上を目指して、活動を広げたい。『岐大のいぶき』で、いまを駆ける岐大生を見てみよう! !ゲームが大好きな小学生時代を過ごしましたが、競技として初めて e スポーツの大会に出場したのは中学生のときでした。大学に入学してすぐ、e スポーツに本気で取り組める場がほしいと思い、同好会を発足しました。私たちがプレイしているのはある対戦アクションゲームで、数多あるキャラクターに異なる能力や技があり、それを駆使して戦うのが特徴です。普段の活動では、技術向上を目指して部員同士で対戦したり技術の共有や戦術の研究、戦略などの勉強会をしたりしています。先日は大阪で、全国からプレイヤーが集まる泊まり込みのオフライン合宿がありました。巨大スクリーンで対戦や配信をしたり、トーナメント戦に出場したりと、e スポーツ漬けの濃厚な 2 日間でした。同好会はいつも和やかな雰囲気ですが、大会に向けての戦略会議や練習試合などは、互いに協力しながら真剣に取り組んでいます。e ス ポ ー ツ は ワ ン フ レ ー ム( 約 0.017 秒= 60 分の 1 秒)という単位で勝敗が決まってしまうため、精度や瞬発力が求められます。同好会では毎日オフラインで練習するため、オンライン対戦時のような遅延が少なく、精度の高い戦いができるのはもちろん「対戦相手が隣にいる」ことで空気感や息遣い、相手との思いのぶつかり合いを肌で感じることができます。また、大会などでは多いときには 10 万人以上もの観客が観戦することもあり、精神的にもとても鍛えられる競技だと感じています。e スポーツのイメージは人それぞれで、「それってゲーム?」「ただの遊びなの?」と誤解されているケースがまだまだ多いです。娯楽としてのゲームのイメージやネガティブな側面ばかりに目がいく人もいると思いますが、e スポーツは指先ひとつで本気の戦いができる、立派な「競技」です。そして性別や年齢、国籍に関係なく、誰でもフェアに戦うことができます。「体を使う」スポーツに対して、e スポーツは「脳を使う」スポーツだと言えます。多くの人にこういった競技があることを伝えていきたいと思い、昨年は岐大祭で家族連れや子どもでも参加できるコーナーを設けて、e スポーツを体験してもらい、好評を博しました。これからもより多くの人に e スポーツの魅力を知ってもらえるよう、学内での活動はもちろん、さまざまな場所での普及促進活動にも力を入れていきたいです。eスポーツは「脳をフルに使って闘う」競技。性別や年齢に関係なくフェアに楽しめるスポーツです。
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