群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2025
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文学部国文学科12|3SEMINAR■富岡宏太准教授■二村博准教授■新井小枝子教授■國澤里美准教授■鈴木崇大准教授■佐藤洋美講師■市川祥子教授■権田和士教授■井上一之教授■宮内洋教授■板野みずえ准教授29[日本語学]日本語の文法を理解し、その歴史を探ることで、我々の思考法やコミュニケーションの変遷の一端を明らかにしていきます。[日本語学]日本語の語彙や方言を研究しています。ことばを学ぶことは、ことばに学ぶこと。生活の中のことばを考えています。[近世文学]東日本における文化文政期の俳諧を中心に研究しています。群馬でもたくさんの資料に出会えることを楽しみにしています。[近代文学]明治時代、大正時代の文学、特に泉鏡花の小説、戯曲、上演史を研究しています。群馬県出身の作家にも関心があります。1学年50名の定員に対して学科の専任教員は11名。少人数制教育で、しかも教員は国文学科の学びに必要な分野を幅広くかつ手厚くカバーしています。これだけ充実した教員構成と少人数制教育とが共存できている環境は、国文学科として全国有数といってよいでしょう。国文学科では、古い時代の古い字を読み、さまざまな時代の文章を読み、隣接領域である漢文資料を読み、そして文学の魅力を読み…。時代や地域を越えて、ことばという資料に向きあい、日本の文化を考えます。古い和書を読むいわゆる書誌学という分野にも配慮した科目編成です。身近な問題に目を向け、ささやかな疑問や関心を持つことから始まる知的探究の旅もまた楽しみましょう。留学生の日本語学習を手伝ったり、自分がしゃべっている日本語のあり方を考えたり、その土地その土地の方言に興味を持ったり、と旅の始まりはいたるところでみつかります。日本語日本文学基礎演習古色紙古典を読む会[日本語教育学]外国語として日本語を学ぶことに関心があり、日本語学習者の学びをどのように支援するかについて研究しています。[現代文学]昭和時代の批評家小林秀雄について研究しています。また、近代の作家たちの宗教観についても考えたいと思っています。[上代文学]専門は『万葉集』です。特に飛鳥・奈良時代の言語表現を成り立たせている世界観について考察を深めています。[中国文学]中国の古典文学と中国語史を研究しています。授業では、漢文を教えています。 現存する最古の歌集、『万葉集』。原本は早くに失われ、多くの(それぞれに問題のある)写本が伝わっています。この授業では、それらを手がかりにして歌のかたちを復元するところから始め、同時代史料である『古事記』・『日本書紀』・『続日本書紀』・『風土記』や正倉院文書・木簡なども参照しながら、歌に込められた思いやその背後にある世界観を探っています。そのような作業を続けていると、文字ばかりの古い本から飛鳥〜奈良時代の人びとが生き生きと立ち現れてくる瞬間が訪れます。 人文学は、残されたテキストから、そのかみを生きた人びとの〈声〉に耳を傾ける営みです。それは、乏しき時代にあってはしばしば否定的な言辞で語られます。ですが、人間を――手段ではなく――目的とするその姿勢は、この現代という時代にこそ、確かな、そして深い意味を持つと信じています。国文学科鈴木 崇大准教授[中古文学]『源氏物語』について研究しています。とくに女房の描写に注目し、物語における役割や言動の意義を考えています。[教育心理学]学内外で複数の教職必修科目を担当しています。公認心理師、臨床発達心理士として、相談業務にも携わっています。[中世文学]専門は和歌文学です。『新古今和歌集』を中心に和歌における風景表現の研究をしています。教員紹介・研究内容について詳しくはこちら ▶少人数制教育と充実した教員構成「読む」ことの重視 高い水準の学びの場「私」のことばへの興味、そこから始まる知的冒険古代の〈声〉に耳をすますゼミ紹介学びのPOINT教員紹介・研究内容

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