群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2026
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人 と 芸 術 を つ な ぐ地域と共に考える SDGs9[ 美 学 美 術史学 科 4 年 H・O さん ]実技ゼミ(絵画・デザイン)が地 域 連携として2011年から携わってきた「伊 香 保 手ぬぐいアート展 」がコロナ禍を経て2024年度から活 動 再開しました。学生たちがデザインした手ぬぐいをのぼりにし、石段街で展示、合わせてweb にて投票後、お土産品として商品化します。玉村町立図書 館の協力を得て、学生が企画したイベントEnglish Story Time「えいごのじかん」を玉村町文化センターで開催しました。国際コミュニケーション学部の有志で集まった1、2年生が、地域の子供たちに英語の絵本の読み聞かせや歌、ゲームを行いました。学生が主体となり企画や広報を行い、当日は親子40名以上の参加がありました。[ 国 際ビジネス課 程 4 年 Y・A さん ]文化情報学科文化情 報学 科必修 科目の「フィールドワーク基 礎1・2」では、学 問 的な問いの立て方や 深 め方、資 料やデータ収 集の基 本 的な方法を学びます。実際に県内外の調 査地に足を運 び、人びとの暮らしやコミュニティ、地 域 資源についての調査を行います。国際コミュニケーション学部本学の学生たちが地域社会と共に「持続可能な開発目標(SDGs)」に関連した学習に取り組むアクティヴ・ラーニング科目です。今年度も昨年度に引き続き、群馬県内の高校の「探究」科目と連携して実施しています。高校生と大学生が協同して調査やプレゼンテーションを行い、交流を深めていきます。文化情報学科日本のデジタルアーカイブをつなぐポータルサイトが「ジャパンサーチ」です。このサイトの機能を利用し、学生たちが文化資源を「地域」の切り口でまとめて紹介するデジタル展示を作成しています。展示内容は「ジャパンサーチ」の利活用事例として、公式サイトで紹介されています(https://jpsearch.go.jp/usecase)。国際コミュニケーション学部「群馬の地酒」を PR する動画コンテストに国際経済学ゼミの学生が出場しました。担当した酒 蔵に取 材を行い、専 門 的なアドバイスを受けながら動画を制 作しました。完成した動画はザスパ群馬の試合 会場のスクリーンで放映され、YouTubeでも公開されています。美学美術史学科国際コミュニケーション学部9 「ジャパンサーチ」と連携して、  地域の文化資源を紹介する12「プロジェクト学習」国際経済学ゼミ生が  「群馬の地酒」動画コンテスト2024 出場8 「フィールドワーク基礎」で  教室の外に飛び出す11 「コミュニティで学ぶ SDGs」:  県内高校生との連携授業4 美術館との連携アートマネジメントゼミでは群馬県内の美術館と連携し、ワークショップを開催しています。数ヶ月前から企画の立案や試作を繰り返し、当日は受付や参加者の制作補助をします。2024 年は館林、富岡、渋川の美術館において、子ども向けのワークショップを行いました。ワークショップの実践では、何を作れば良いか迷っている子どもに対して、好きな色やものを聞きだしサポートするなど、声掛けを工夫しました。最初は手が止まっていた子どもが楽しそうに制作する様子や、完成し、笑顔で帰る姿を見た時はとても嬉しく感じました。また企画や実践をする中で、社会に芸術を届けたり繋いだりすることのできる仕事に就きたいと将来についても考えるきっかけになりました。11 「コミュニティで学ぶ SDGs」:県内高校生との連携授業コミュニティで学ぶ SDGs の授業を通じて、たくさんの人とプロジェクトを進める中で、多角的な視点や考え方に気づくことができました。自分で SDGsに関するテーマを設 定し、調 査 や学習を行い、最 終 的には県内の高校 生に発 表するという長いプロセスの中で、困難やトラブルに直面することもあります。それらをどのように乗り越えるかを学び、実際に経験してみることで、大きな成長を実感しました。現在の課題に向き合いながら、新しい発見を得て、解決に向けてアクションを起こす重要性を学び、貴重な経 験となりました。地域社会に関わりたい方や、SDGs に興味のある方にはぜひお勧めしたい授業です。7 伊香保アートプロジェクト 手ぬぐいアート展  (伊香保温泉のお土産デザイン)10 English Story Time を  企画・実施

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