群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2026
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(文学部総合 教養 学 科 2013 年度卒 業)野村 佳那子 さん  K A NA KO Nomuraえちごトキめき鉄 道 株 式 会社VOL.2OG インタビュー32高校 2 年生の時に、美学美術史学科への興味からこの学校を目指すようになりましたが、高校 3 年生になってから、今ある関心ごとをたった 1 つの専攻に定めてしまってよいのか分からなくなり、漠然とした気持ちで総合教養学科(現在の文化情報学科の前身)に入学しました。その後、前述の友人や先生方のたくさんの支えで、最後は自分なりの研究テーマが見つかり、充実した4 年間を過ごすことができました。そのため、入学時に決まった目標や学びたいことがなくても、まったく心配ありません。少人数だからこそ、同じ学科生や先生方との距離が近く、自然と何でも相談できる間柄になると思います。特に総合教養学科(現在は文化情報学科)は、あれもこれも何となく興味があるけど、なかなか1つには決められない、という方にもおすすめですよ。鉄 道会社に勤めています。普段地元に戻り、第 3 セクターのは会社のファンクラブのような団体の事務局をしているほか、貸切列車の受付業務などを担当しています。どちらもお客さまの喜びの声を直接聞くことの出来る業務ですが、特に後者では、数か月前の申込時点から当日の催行に至るまでの全ての過程に携わらせていただいていることもあり、無事催行に繋がったときのお客さまの生き生きとした表情を見ると、ほっとして、大変嬉しい気持ちになります。入学 前は、「 新しい 学 科で、浅くても広く様々な分野の勉強がしたい」という漠 然とした期待感が大きく、具体的な目標はありませんでしたが、先 生 方や同じ学科の友人達と関わる中で次第に、「若者」や「世代論」をテーマに学びを深めていきたいと感じるようになりました。 私の勤め先は、なくてはならない「地元の方々の交 通の足」であり、長く存続していくためにも、「学生」や「子供達」により利用していただかなくてはなりません。そのために、どうすれば弊社(より広く言えば鉄道そのもの)に興味を持っていただけるか、と考える場面もありますが、その元を□ると、県女で培った「自分で設定した課題に答えを探そうとする」力が役立っているような気がしています。学科の友人達と山崎先生に出会えたことです。友人達はそれぞれに研究テーマが異なり、1 つのメディアミックス作品を深掘りする人、人の生の終わり方(喪)を卒論にする人、と実に様々でしたが、「自分の興味があることに向かって突き進む力の強さ」に感心し、真面目に追及しようとする姿勢に「根は同じ」だと感じることが多かったです。彼女達とは今でも時々連絡を取り合いますが、皆たくましく生きていて、尊敬しています。山崎 先生は、入学当初に研究テーマについて悩んでいたところ、面談の時間を設けて、多くのヒントやアドバイスをくださいました。特に卒論は、ゼミの仲間達と一緒に 1 つの冊子にまとめていただき、4 年間の集大成という実感が湧いて、とても嬉しく、ありがたかったです。興味が広 がる 学び の場。広がる選 択肢 から 、自分 の 道を見 つ け て 。現在の仕事内容は?今の仕事を選んだ理由はなんですか? 県女で 学んで良かったと思うことは? 高校生に伝えたいことは?Q & Aた く さ ん の 学 び と 出 □ い が

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