群馬県立女子大学ACTION 外国語教育研究所は、群馬県における外国語教育の拠点として、平成13 年 4月に設立されました。本学の外国語教育の充実を図るとともに、地域社会に貢献し、国際化社会に対応した人材の育成と国際交流の促進に寄与することを目的としています。 群馬県の学 校や企業と連携を深めながら、より充実した外国語教育を目指して、学校・地域・企業に対して事業を行っています。研 究 員は、それぞれの豊富な 教 育 経 験 を生かして、文 学 部と国際コミュニケーション学部の授業を担当します。海外留学・海外ボランティア・海外インターンシップと、世界に目を向ける学生に、学 校 選 びから帰国まで丁寧にサポートします。県内の高校 生を対 象に「 明 石 塾 」をはじめ、高大 連 携 英 語 授業、スピーチコンテスト等を主催しています。県内の企業を対象に、新人研修やスキルアップを目指した英語研修等、ニーズに合わせた英語の指導を行っています。学 生 たちの 英 語 の困り感 を解消するために、レポート添削から発音 やプレゼンの 指 導、留 学 準 備に 向け た書 類 作 成 など、個 々のニーズに合わせた支援をします。小学生からシニアまで、研究員と英語で気軽に会話を楽しむことができる県民向けサロンを定期的に実施しています。― 小学校との交流 ― 研究員が地元小学 校の英語授業に「ゲストティーチャー」として参加し、子どもたちと交流を図っています。現場を体験したいボランティア学生とともに積極的に地域に出て、連携を深めています。 平成 21年に、群馬に関する「知 」の拠点を目指して「 群馬学センター」が設置されました。群馬学センターでは学生教育のみならず、県民向けの生涯学習支援にも重点を置いており、大学の社会貢献活動の一翼を担っています。また、学術研究の基盤となる基礎資料の収集・整備・公開にも注力しています。 「 群馬 学入 門１・２」「 群馬 学 探 究１・２」は、古代〜 近 代までの群馬の文化史や政治史を史料や遺跡、文化財を通して学習します。「 地域史特講 」では、群馬の先人がいかに自然と寄り添いながら生存してきたのかについて、自然 災害と人々の生 活の関 係性から学びます。その 他にも「 地 域 文化 特 講 」「文化 的 景 観 論 」「世界遺 産論 」を開講し、複眼的視点から学べるカリキュラムになっています。 群馬にまつわる歴 史や自然、文化などをテーマに、年２回、「 群馬 学 連 続シンポジウム 」を開 催しています。令 和６年 度までに計46 回実施しており、講演やパネルディスカッションを通して、参加者の皆さまと共に群馬や地域について考えています。また、文献史料の講読を通して地域の歴史について学ぶ「 群馬学連続セミナー」も開講しています。令 和 6 年度は多くの参加 者と『太平記 』を読み解きました。本セミナーでは史料を読むだけでなく、当時の文化や政治背景も詳しく解説します。 群馬学センター資料室には、群馬における地 域 史 研 究の第 一人者である萩 原 進 先 生の蔵 書 を中心に、約 6,500 冊 の 書 籍 を 所 蔵しています。資 料室は、学生だけでなく県 民 も自由に 利 用することができます。 文学・歴史・民俗・経済など、多方面から群馬の特色・独自の文化を探る「 群馬学」の確立を目指しています。 近 年 では 玉村 町や 各 種 団 体と連 携し、文化 財 保 全 の 普及・啓発活動や、群馬県内で受け継がれてきた民 俗 芸能の公演を開催しています。A C T I O N 4 .▶ 群馬学センター開講科目▶ 各種センター事業▶ 群馬学センター資料室１．大学での講義２．留学支援・国際交流３．グローバル人材育成事業４．企業英語研修５．English Help Desk６．県民英会話サロン「グローバルかフェ」外国語 教育 研究 所6つの柱でより充実した外国語教育を目指すPICK UP群馬 学センター群馬に関する「知 」の拠点地 域 貢 献 活動群馬 学 の確 立54附属機関
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