群馬大学大学院医学系研究科 医科学専攻(博士課程) 平成30年度入学案内
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領域専攻分野照会先主たる研究内容及びキーワード臨 床 医 学乳腺・内分泌外科学藤井 孝明内線:8224ftakaaki@gunma-u.ac.jp女性で最も罹患率が高い乳癌および内分泌疾患の診断と治療について理解し実践する。基礎研究としては、1)腫瘍血管新生、2)乳癌治療薬の感受性、予後因子の解析をTILsやmicroRNAを中心に網羅的に行っている。臨床研究としては、1)乳癌診療におけるFDG-PETの有用性、2)リンパ節転移のメカニズム解明、3)上皮小体および乳癌センチネルリンパ節同定におけるナビゲーションサージェリーの解析などに取り組んでいる。【Keywords】乳癌、バイオマーカー、リンパ節転移、TILs, microRNA、PET肝胆膵外科学調 憲内線:8800kshirabe@gunma-u.ac.jp基礎研究では難治癌である肝胆膵癌の克服のために、癌の微小環境に関する研究を中心に行っています。臨床研究では新しい肝機能評価法やサルコペニア(骨格筋減少症)、安全性を担保した腹腔鏡下手術の開発をキーワードに、研究を推進しています。一流の研究施設への人材派遣や共同研究を通して、研究を加速しています。【Keywords】肝胆膵癌、肝移植、癌の微小環境、サルコペニア、腹腔鏡下肝切除小児外科学鈴木 信内線:8224suzuki-m@gunma-u.ac.jp外科学講座の1分野として他の外科分野と協力のもと臓器横断的な研究を行う。当分野では特に低侵襲診断・治療の開発をメインテーマとし、循環腫瘍細胞を用いた小児がんの非侵襲的な診断・フォローアップ法の確立や鏡視下手術における新たな器具の開発研究を行っている。また、潰瘍性大腸炎術後の排便機能の変化における消化管運動と細菌叢との関連性の研究を行っている。【Keywords】外科腫瘍学、循環腫瘍細胞、低侵襲治療、消化管運動生理、腸内細菌叢腫瘍放射線学中野 隆史内線:8380tnakano@gunma-u.ac.jp癌の放射線治療を包括的に実践するとともに、基礎研究としては 1)放射線誘発アポトーシスの解明、2)細胞周期制御因子、細胞増殖因子、がん関連遺伝子、血管内皮細胞を標的とした放射線感受性修飾の研究、を行っている。臨床研究としては、1)放射線・分子標的治療薬併用療法の臨床的有用性に関する臨床研究、2)遠隔操作式腔内・組織内照射法の高精度化の臨床研究、3)重粒子線照射技術開発と臨床応用研究等の重粒子線治療の確立、に取り組んでいる。【Keywords】放射線治療、放射線生物学、重粒子線治療、臨床腫瘍学、放射線病理学放射線診断核医学対馬 義人内線:8400yoshitotsushima@gunma-u.ac.jpX線CTが開発されてから画像診断学は急速に進歩し続けている。CTやPET、SPECTといった放射線を用いる手法のみならず、MRIやUSなど人体に全く無害な方法も広く活用されている。さらに画像診断の手法を治療に応用するIVR (インターベンショナルラジオロジー)の発展も、患者のQOL向上に貢献している。当分野では形態画像と機能画像の融合など新しい画像診断手法の研究、およびIVR、核医学治療など患者の身体的負担が少ない治療の開発に取り組んでいる。【Keywords】画像診断学、核医学、CT、MRI、US、SPECT、PET、IVR神経精神医学福田 正人内線:8180fukuda-psy@gunma-u.ac.jp神経科学・脳科学の発展により、精神機能としての「こころ」を脳機能として捉え、環境の影響が加わり生じるその失調としての精神疾患の病因と病態を、遺伝子や脳画像で明らかにできるようになってきている。当分野は、MRI・PET・MEG・NIRSなどの脳画像、ストレス反応であるDST などの神経内分泌、動物モデルにおける遺伝子研究などを通じて、精神疾患のリカバリーの科学的解明を目指している。【Keywords】精神疾患、脳画像、ストレス、こころ、脳機能麻酔神経科学齋藤 繁内線:8450shigerus@gunma-u.ac.jp神経科学・脳科学の発展により、意識や痛みに関する脳機能の客観的解析法が開発されつつある。さまざまな生理的あるいは病的因子が加わって生じる生体機能の変化を、従来からの生化学、生理学、解剖学的手法に加え、遺伝子の変化や脳画像で明らかにする。当分野は、意識や痛みを薬理学的に修飾することも臨床業務との関連で重要視しており、薬学手法に基づいた創薬、薬物動態学的解析、薬理学的行動解析なども積極的に展開している。【Keywords】麻酔、脳画像、意識、疼痛、脳機能-131-
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