群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ)October 2018
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群馬次世代モビリティ社会実装研究拠点の完成 式典の終了後には、施設見学や、自動運転車両のデモンストレーション走行も行ったところ、出席者には興味深くご覧いただけていたようでした。この拠点には自動運転車両に改造された乗用車やバス、トラック、一人乗りの小型車両など多種多様な車両を整備しており、各連携企業と実施する公道実証実験等でも使用しています。その実験で得られたデータはさまざまな角度から分析し、完全自動運転の早期社会実装を実現するために活用していきます。する完全自律型自動運転自動車の事業化の実現を目指すために、最大限の努力を払っていくので、関係する皆様のご協力とご支援を賜りたい」と決意と熱意を込めた挨拶がありました。 また、共同事業者である大澤群馬県知事(代理:向田産業経済部長)からは、拠点の整備により、群馬県内の経済がますます活性化することへの期待を込めたご挨拶が、続いて来賓の文部科学省・松尾審議官(現:科学技術・学術政策局長)から、トップレベルの成果を生み出す「本格的な産学官金連携の成功モデル」になってほしいとのご挨拶がありました。このことからも、本事業への高い関心と期待が伺えます。OCTOBER 2018 • GU'DAY | 8 研究特集 文部科学省の事業採択を受けて、「車両整備開発室、シミュレーション室、管制・遠隔運転室などを置いた研究施設」、「可動式信号機や標識等を配備した約6,000平方メートルの走行試験路」、「複数タイプの実証実験用車両18台」を整備した『群馬次世代モビリティ社会実装研究拠点』が、2018年3月末、荒牧キャンパス内に完成しました。さらに5月18日には、完成を祝う群馬次世代モビリティ社会実装研究拠点竣工記念式典を挙行し、群馬県選出の衆議院及び参議院の議員、文部科学省、地方自治体、企業、金融機関の関係者など約100名にご出席いただき、拠点の門出を祝いました。 式典では、事業者を代表し、平塚学長から、「群馬を社会実証拠点と

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