群馬大学 医学部 入学案内2019
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24保健学科School ofHealth Sciences生命、個人を尊重し、的確な看護を提供するために、看護の専門的知識や技術を学びます。病気を予防する健康教育、健康回復への支援、終末期ケア、人間のライフサイクル各期における看護、地域での暮らしや看取りまでを見据えた看護を習得し、高度・専門化した保健医療福祉に対応できるような教育を行います。 看護学専攻の教育目標は、在宅マインドをもち保健医療の専門職として、健康問題を有する人々に接する真摯な態度と生涯にわたる自己学習の習慣を体得することにあります。学生が将来、保健医療福祉におけるチームの中で看護の専門性を発揮し、ケアの調整やマネジメントにリーダーシップを発揮でき、さらに、国際化の進展に対応して世界の看護に視野を広げ、国際看護協力が実践できる人材を育成します。看護師または保健師、助産師になるために、看護学の基本的知識を理解し、科学的でクリティカルな思考能力と看護の実践に必要な基本技術を修得することを目指しています。 看護学専攻のカリキュラムは、看護師、保健師、助産師の各専門領域における知識や技術が効率よく修得できるように工夫されています。具体的には、①人間の身体的・精神的側面、人間を取り巻く社会環境についての学習、②看護学の基礎理論や方法論の学習と看護実践能力の修得、③人間のライフサイクル各期におけDepartment of Nursing看護学専攻医療・保健の現場で看護の専門性を発揮できる能力と国際看護協力が実践できる能力を育成します。る健康の保持増進を図るための知識と援助技術の修得、④看護活動の場の拡大に対応した看護実践能力の修得、⑤健康障害者の看護を実践する知識と援助技術、態度の修得、⑥国や地域レベルの健康課題の解決とシステムづくりに関わる看護実践能力の修得から構成されています。先駆的に臨床と連携して看護専門外来を開設・運営し、卒後のキャリア開発の支援も行っています。日進月歩で発展する検査技術科学分野の専門知識や技術を学び、検体検査、生理機能検査、病気早期発見のための検査、遺伝子検査、画像解析などをマスターして、高度・専門化した医療に対応できるような教育を行います。 検査技術科学専攻では、「全人的医療」・「チーム医療」・「バイオサイエンス」をキーワードに、確固とした倫理観と豊かな人間性をもち、高度な技術と知識を備えた臨床検査技師育成を目指しています。チームワーク実習を通じて、チーム医療の重要性を指導すると共に、遺伝子検査や画像解析などの最新検査技術の教育に力を入れています。 また、高度な臨床検査学の教育・研究体制を支える人材を育成するため、卒業研究に1年間を当て、各教員の指導のもと研究を行い、論文作成を行っています。これにより、十分な研究手法及び研究的思考法を習得し、将来研究職・教育職につく人材育成が可能です。また、国際社会で活躍できる人材育成のため、英語論文の輪読などを通して、英語による口頭・紙上発表の基本を学びます。さらに、国際的視野を広めるため、ワシントン大学医学部臨床検査学科との交換留学も実施しています。また、本学では細胞検査士養成コース(3~4年次)を開設しており、修了者は4年次に同資格認定試験(日本臨床細胞学会)の受験資格が得られDepartment of Laboratory Sciences検査技術科学専攻高度な知識と技術を備え、国際的な活躍ができる臨床検査技師を育成します。ます。 このように、本専攻では日本のみならず、世界で指導的役割を担える臨床検査技師の育成を行っています。教育特徴教育特徴Curriculum

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