群馬大学 医学部 入学案内2019
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25専門職としての態度や実践的な技能の修得が円滑に図れるよう、科目の枠を超えた教育を心がけ、机上での学習だけではなく、臨床での体験や実習などを通した能動的な学習への支援を重視しています。 少子・高齢社会という現代の日本において、疾病構造の変化や医療・福祉サービスの多様化、グローバル化に伴い、理学療法士に求められる社会的ニーズも拡大しています。その社会的ニーズに応えるためには、人間や社会を幅広く捉える知識と実践的で効果的な技術が求められています。理学療法学専攻では、医学や人間学等の知識をもとに、理学療法に必要な疾病と障害の成り立ちやその実態についての基礎的知識を学び、機能や障害を評価する方法、障害に対する運動療法、物理療法、補装具療法などの適応理論と臨床応用を学びます。また、運動器系理学療法学、神経系理学療法学、発達障害理学療法学、内部障害系理学療法学などの専門的な理学療法の理論と技術を習得し、急性期から地域や在宅での理学療法、健康管理やスポーツ分野での理学療法など、幅広い分野における理学療法について学びます。さらに、海外の理学療法に触れられる機会として、アメリカやモンゴル国での研修プログラムや留学生との交流にも力を入れています。そして、世界的視野でこれからの理学療法学の発展に貢献できる新しい理論やDepartment of Physical Therapy理学療法学専攻新しい機能回復の理論、技術の研究・開発能力を育てていきます。治療技術の研究・開発能力を修得し、臨床・教育・研究の分野において活躍できる人材の育成を目指しています。健康機能を制限された人に対する専門的な判断力や接触態度を養い、作業活動の活用、評価・治療・援助及び研究に必要な知識と技術を学び、臨床実習で専門職業人としての学習を統合します。 作業療法は、心身の健康機能を制限された方々が、自立生活に必要な日々の生活技術や社会的適応能力を修得して、快適で個性的な生活を営めるように援助することを目標とします。また、作業活動を治療・援助の手段として、対象者の方々のニーズを満たし、心身の健康機能や生活の質の向上を目指すサービスです。 作業療法学専攻では、基礎分野として、科学的思考の基盤や人間と生活に関する教養科目を学び、人間理解を深めます。専門基礎分野として、人体の機能・構造や心身機能の発達、疾病や障害とそれらの回復過程、保健・医療・福祉とリハビリテーション理念を学び、専門性の基礎理解を深めます。専門分野として、作業療法過程の構築、評価、治療援助、地域生活への適応、臨床実習及び研究に必要な知識と技術を学び、専門職業人としての学習を統合します。 卒業生は、保健・医療・福祉など実践の職場で活躍するほか、大学院博士課程(前期・後期)に進学しています。作業療法士には、Department of Occupational Therapy作業療法学専攻心と体に障害を持つ人々の生活支援の知識と技術を学びます。近年、地域社会での障害予防や健康増進、特別支援教育の担い手としても期待が高まっています。教育の特色● 保健学の研究者・教育者の養成● 高度専門医療人の養成● WHO協力センターにおける国際的チーム医療教育● アメリカやアジアの大学との交換留学● 群馬一丸で取り組む在宅看護の大学-大学院一貫教育● 大学院におけるがん看護、老人看護、慢性疾患看護、母性看護の4分野の専門看護師養成● 大学院における臨床研究コーディネーターの養成● チューター制度と学生相談員制度研究の特色● 保健学研究・教育センターによる国際的保健学研究の支援● WHOから指定された「多職種連携教育の研究・研修を行う」世界唯一の専門機関(WHO協力センター)保健学科の特色教育特徴教育特徴

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