群馬大学 医学部 入学案内2019
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30医学部保健学科看護学専攻 平成16年3月卒業大学院保健学研究科応用看護学ユニット母性看護学専門看護師コース修了産科婦人科館出張佐藤病院 助産師茨城県立水戸第一高等学校出身 助産師として働き始めたのは、都内の周産期母子医療センター。深刻な症例や大変な分娩が多く、役割を果たせないと助産師としての自分の存在意義がないと思いながら、先輩の指示を受けて動くのに必死でした。忘れられないのは、新人時代に起きた夜勤中の出来事。元気だった妊婦さんが急変してしまったのです。医師や先輩助産師がテキパキと対応するのを間近で見て、正しく迅速な判断と確かな技術が救命につながることを実感。医療職の責任の重さをひしひしと感じました。 その後、育児で悩む友人から母乳ケアができる80代の助産師の存在を聞き、技術を受け継げるのは今しかないとUターン。県内の産婦人科病院で勤め始めながら、その手法を学びました。年間100人を超えるお産を手伝ううちに、身体と口が自然に動くようになりました。陣痛の起こり方や痛み方、胎児心拍数モニターの判読など総合的な判断力もついてきました。新しい家族の誕生と喜ぶご両親やご家族の顔を見たり、子どもの成長が書かれた年賀状を受け取ったりするとうれしく、やりがいを感じます。 複数の病院でいろいろな学校を卒業した看護師を見て思うのは、本学出身者は振り返る習慣と、学ぶ姿勢が身についているということ。教員陣の指導が浸透しているなと思いますね。また、在学中は気づかなかったのですが、本学は実習環境に恵まれていると思うようになりました。臨床、研究、教育の3機関が同じ敷地内にある大学は決して多くありません。卒業後に大学院で研究を学び続けることもできます。群大ならではのメリットを生かして、大きく羽ばたいてほしいですね。新しい命の誕生で家族の笑顔に出会える喜び群大ならではの恵まれた教育環境で夢を叶えてProle鈴木 禎子 さん医学部保健学科看護学専攻OB・OG Message医学部保健学科検査技術科学専攻 平成27年3月卒業大学院保健学研究科博士前期課程修了桐生厚生総合病院中央検査部 臨床検査技師群馬県立前橋女子高等学校出身 検査技術科学専攻は、3年生で細胞検査士養成コースを選択できます。細胞やがん研究に興味がある人にはおすすめ。また本学の講義は、国試にも臨床にも直結。充実していて無駄がありません。臨床検査技師を目指すには、最高の大学です。 検査は治療の入口です。検査の結果は、これからの診断や治療に直結することが多いので、臨床検査技師の責任は重大。就職してから、検体の先にいる患者さんを強く意識するようになりました。この検査で患者さんのご家族、暮らしが変わることがあるかと思うと、気が引き締まります。私が携わっている細胞検査は、結果が白黒はっきりしているとは限りません。ドクターから意見を求められたときは、根拠を持って説明する必要があります。医学の世界は日進月歩。常に新しい情報を収集しなければいけません。大変なことが多く、華やかではありませんが、医療に欠かせない重要な職種。自分の仕事が確実に役立っていると実感でき、十分なやりがいを感じています。 群大で良かったと思うことは数えきれないほど。総合大学だからいろいろな学科の人と知り合えるし、海外の大学との交換留学も盛ん。学科では縦横の関係が密で卒業後もつながりが持てるので、分からないことを教え合うことも。人前で話すのも英語も得意ではありませんでしたが、大学院では英語での論文発表を経験し、自分の殻を破ることもできました。将来の夢は、得意分野を持って周りから「任せて安心」と言われる臨床検査技師。大学院での経験を生かして、積極的に発表も続けたいと思っています。国試や臨床に直結する学部の講義。細胞検査士を目指す人にもおすすめ 社会人になってますます「群大で良かった」を実感Prole佐藤 幸 さん医学部保健学科検査技術科学専攻OB・OG MessageSchool ofHealth SciencesOB・OG Message

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