群馬大学 医学部 入学案内2019
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31医学部保健学科作業療法学専攻 平成28年3月卒業大学院保健学研究科博士前期課程修了JCHO群馬中央病院 作業療法士愛知県立豊橋東高等学校出身 大学を卒業後、病院で作業療法士として働きながら大学院に進学。この春、晴れて博士前期課程を修了しました。入学したばかりのころは、大学院に進むことは考えていませんでした。卒業研究に取り組んだり、実習に行ったりするうちに自分の力不足を感じ、もっと知識を増やしたい、論文の読み方や研究の仕方を知りたいと思って進学を希望。学びながら働くのは大変でしたが、とても貴重で濃い時間が過ごせました。情報収集の仕方や研究結果を探るスキルもアップ。研究で疑問を明らかにできるようになったことで、見方が変わり、患者さんに提供するプログラムの質も上がりました。卒業後も研究室には顔を出しています。現場で生まれた疑問を解決できる有難い存在です。 就職して3年目。勤め始めたころと比べると、先の見通しが立てられるようになったし、精神面や認知面、身体面からも正確にアプローチできるようになりました。現場に出て、大学での学びが基礎になっていると実感。作業療法士になるには、さまざまな道がありますが、将来を考えるなら進学先は慎重に選んだ方がいいですね。私は本学で学べて本当に良かったと思っています。個性豊かな教授陣、少人数制できめ細かい指導、総合大学だからこそ築ける幅広い人脈。仲間との楽しい思い出。どれも私の宝物です。 現場でプログラムを作るときに大切にしているのは「患者さんが笑顔で生活できること」。それには自分が楽しいと思える経験をしていなければ作れません。本学で過ごした楽しい日々は、患者さんを笑顔にするプログラムの礎となっています。患者さんが笑顔でその人らしく暮らせるプラン作成土台をつくるのは、群大で大切な仲間と過ごした楽しい時間Prole藤井 亮太 さん医学部保健学科作業療法学専攻OB・OG Message医学部保健学科理学療法学専攻 平成26年3月卒業大学院保健学研究科博士前期課程修了医療法人五紘会東前橋整形外科病院理学療法士栃木県立鹿沼高等学校出身 卒業後、整形外科に勤務しました。最初の3年間は外来リハビリ、その後は病棟に移って術後リハビリを担当しています。医師の指示のもと、退院という目標に向けて患者さんの状態を把握し、気持ちも汲みながらリハビリ計画を立てています。うれしいのは、患者さんの状態が良くなり、ご本人やご家族から喜んでいただくこと。患者さんが望む「~したい」という夢を叶えるお手伝いができ「ありがとう」と言っていただいたり、退院後も生活の中でリハビリが定着していると聞いたりできるとうれしいですね。 理学療法士になって5年目。今でも、先輩たちを見ると知識、技術、信頼関係の築き方など勉強になることばかりです。あらゆる面で学びの毎日。目標となる先輩たちが近くにいてくださるのは、大きな励みになります。 そんな先輩たちに近づきたいと、卒業後、3年目に大学院に進学。先行研究を読み解くことや、自分の研究を進めるうえで理論、根拠を元に説明する力や深く考える力が身につきました。以前から興味があった、産後女性の腰痛の実態調査にも参加。産婦人科の医師や看護師、助産師など、普段接点のない分野の専門職と関わりが持てたことは大きな財産になりました。今でも研究室に顔を出していますが、こういうつながりが持てるのも本学ならではのメリットです。 将来の夢は、産婦人科領域で理学療法士として仕事をすること。理学療法士が活躍できるフィールドは、まだ開拓されていないだけでもっともっと多方面に広がっていると思うんです。大学院で身についた理論的な考え方と根拠を元に説明する力可能性無限大の理学療法士。産婦人科領域での活躍が夢Prole中澤 里沙 さん医学部保健学科理学療法学専攻OB・OG Message卒業生からのメッセージ

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