群馬大学理工学部・大学院理工学府 案内 2019
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教育支援ソフト開発半導体検出器によるイオンビーム及び誘起された放射線の計測技術の開発硬式テニスボート競技 主に小中学生を対象とした教育支援ソフトウェアを開発しています。取り扱う題材は算数、 国語からアルゴリズムや離散数学など大学で学ぶものなど様々です。主にPuzzle-Based LearningやGamicationという手法を用いたパズルゲームを「企画」・「開発」しています。近隣小学生を招いて開発したソフトを使ったイベントを行い、開発したソフトの学習効果の「評価」も行います。「企画」では、学習テーマの選定、問題設計や難易度設定、ゲームとしての面白さの仕掛け、学習効果が出る仕組み、学習効果の評価方法などを考えます。「開発」ではUnityを使いタブレットや携帯端末上のゲームソフトをチームで開発しています。学習効果を検証するためのデータベースの設計も行います。最近はLAN環境下でチームプレイが可能なゲームも開発しています。「評価」は、「企画」で議論した問題設計と学習効果の評価方法を基に、イベントに参加した児童のプレイログを解析します。ログ解析ではログデータベースの解析プログラムを作成し、客観的・定量的に解析します。 イオンビームは、X線やガンマ線、電子線と並ぶ放射線の一種であり、質量と電荷をもつ高速粒子の流れです。その発生装置が加速器で、電場と磁場によってイオンビームのエネルギーや照射位置を制御して標的に照射できます。イオンビームは様々な原子、分子等をもとに作られ、そのイオン種やエネルギーによって照射する物質に与える効果は極めて多様です。これを応用して特徴的な分析や加工そして粒子線治療などが行われています。イオンビームは他の放射線に比べて質量が大きく、少数の照射でも局所的に大きな照射効果を及ぼします。それだけに照射量や照射位置、あるいは分布のより正確な制御が求められます。またイオンビーム照射に誘起されて発生する2次的な放射線を検出する分析では、その感度、効率及び定量性の向上が求められます。神谷研究室では、次世代の粒子線治療に必要なイオン検出器、あるいは医学、環境科学分野の研究に求められる分析に使用するこれまでにない半導体材料や構造の新しい放射線検出器、及び検出データ解析ソフトウエアの開発を行っていきます。 きっかけ:大学時代のテニスブーム(マッケンロー・レンドルの時代) 頻度:最近では週1回週末に教職員硬式テニス部の皆さんと汗を流しています。 サッカーやカラオケは好きですが特技には程遠い。唯一学生時代に熱中したボート競技か。写真は高校ボート部のOB/OGが毎年1月2日に集まる「初漕ぎ」の写真。今でも欠かさず参加。背景は故郷浜松の佐鳴湖。教授 山﨑 浩一 Yamazaki Koichi教授 神谷 富裕 Kamiya Tomihiro 20代前半までに色々なことを経験して下さい。人生の選択肢もより広く見えてきますし、経験したことがその後の人生に大きく役立ちます。色々なことに興味を持ち、失敗を恐れず挑戦してみて下さい。 学業に限らず、好きな事に一生懸命に取組むことが大事だと思います。ただ努力はしても、決して自分を見失わず楽しむ事も忘れずに。学業に関して大学は、これまでの勉強から一歩進んで発見、創造の研究開発の場です。メッセージメッセージMessages from Professors教員からのメッセージ ヒミツの特技ヒミツの特技30論理回路を楽しく学べるパズルゲーム「ろじぴったん」の画面
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