群馬大学 CAMPUS GUIDE 2019
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平成17年度に群馬大学の地域貢献活動の一環として「群馬おもしろ科学展」が始まりました。このイベントが発展し、群馬大学の全学部等の協力のもとに実施していることを示すために、「群馬ちびっこ大学」と名前を変えたのは平成21年度のことです。大学は、学問を行う高等教育機関であり、難しい学問をわかりやくす地域の方々へ伝えることも、大学の大きな使命の一つです。このような学問をわかりやすく、とりわけ小学生にも理解できるように、また興味がわくように行っているのが「群馬ちびっこ大学」です。子どもたちは、実体験を通じた学習機会が少なくなってきています。そこで体験的な学習を通じて、五感で学問の面白さ、奥深さを実感することで、将来の日本や世界を担う人材の若い芽を育むことを目的として実施しています。 開催期間は前半と後半に分かれており、各15テーマ程度の実験・展示コーナーとテーマに関する簡単なクイズを用意しています。子どもたちは身近なものを利用した実験などを体験するとともに、クイズラリーを行うことで、実験や体験が知識としても身につくようになっています。平成29年度の入場者数は5,787人であり、平成17年度から平成29年度までの入場者総数は、81,062人になりました。アンケート結果から、ほとんどの人が「毎年来たい!」「おもしろかった!」と回答していることからも、このイベントは好評を博していると確信しています。 このようなイベントを毎年続けていくと、マンネリ化し、飽きられてしまう傾向にあります。「群馬ちびっこ大学」は、漫然と同じ事の繰り返しをせず、続けるための努力、改善を行っています。毎年出展するグループでも、年が変わると出展内容を変えるブースが多いこともその特徴の一つです。REGIONAL CONTRIBUTIONこども体験教室「群馬ちびっこ大学」子どもたちのドキドキ・ワクワクを育てていますテーマごとの実験・展示コーナー06
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