群馬大学 CAMPUS GUIDE 2019
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GU TOPICS自動運転自動車に関係する業種と群馬大学の役割独立かつ公益的な立場から実証評価までを共同研究として支援自動運転応用分野医療・福祉治安・防災観光娯楽・インターネットコンテンツ物流飲食・宿泊卸売・小売保険観光スポット間の自動運転公共交通の検討など自動運転センサ情報を用いた地域の見守り、災害移動手段の確保など救急車や福祉車両の自動運転化、出張医療など自動運転車をIoTとして活用、自動運転車での移動における娯楽・インターネットサービス自動運転用保険サービスの検討などドライバーの高齢化対応事故減少、物流効率化など過疎地における自動運転車両を用いた出張店舗など完全自動運転による移動型店舗の検討など旅客運送ドライバーの高齢化対応公共交通の維持・拡大など充電システム電池アクチュエータセンサ動力機電装品サスペンション自動運転用電動操舵モータ、ブレーキシステムなど車体の航続距離延伸のための大容量電池など自動運転の充電戦略自動化のための充電システムなど自動運転車の居住性向上のためのサスペンションなど自動運転システム用のセンサなど自動運転キャビンの電装品など完全自動運転車体の動力モーターなど材料・加工車体の軽量化・高剛性化など道路設備自動運転車両の走行を支援する道路設備など技術相談基礎研究実装開発実証評価事業化他分野との連携・統合完全自律型自動運転プラットフォームインテグレーター完全自律型自動運転完成車メーカ-完全自律型自動運転車両分野ど自動運転の「よろず相談所」としての機能拡充 群馬大学が開発した自動運転自動車の一例です。ベースになる車両は市販されている自動車ですが、屋根の上に様々なセンサーが取り付けられており、車体内に設置されたコンピュータで周囲を認識・判断して走ります。センサーにはレーザーを周囲に照射して周囲の物体の形状を計測するライダー(LIDER)と呼ばれる装置や、カメラなどがあります。また現在位置を知るためのGPSも装備されています。車内のコンピュータの中には走るべき道の情報を書き込んだ電子地図が保持されており、センサーからの情報をその地図と照合して最適な経路を生成し、それに基づいて走行します。 群馬大学の自動運転自動車研究の全体像を示した図です。自動運転を可能にする技術を中心技術として群馬大学は開発しますが、その技術を社会へ展開した時に関係する多くの業種の企業と協力して、社会への普及を進めます。 自動運転自動車の研究開発を担っている「次世代モビリティ社会実装研究センター」の外観です。自動運転のための設備が備えられているほか、共同研究企業の研究室もここにあります。施設の前面には自動運転自動車などの走行実験を行うための実験場が併設されています。この実験場には可動式の信号機や標識などが設置されており、それらをアレンジすることにより、実験の種類に最適な道路環境を作り出して実験することができます。次世代モビリティ社会実装研究センターセンターで開発した自動運転自動車05

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