群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2020 Winter
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03事例1の関連動画(YouTube)はコチラ!かのような「1オートパン・チルト映像」を記録することができます。この技術は高速にカメラの視線方向を制御できる新たな光学系を開発し、これを高速な画像処理と組み合わせることで可能となりました。 もう一つ別の例を挙げます。近年、建物などにプロジェクターで映像を投影して、本来静止している建物が動いているように見せたり、様々なキャラクターがその建物の内部や外部で動き回る姿を映し出したりして観客を魅了するプロジェクションマッピングと呼ばれる技術が注目を集めています。これまでのプロジェクションマッピングは静止している対象にのみ投影が可能でしたが、これを動いている対象についても実現する技術を研究・開発しています。この技術により、例えばドリブルしているボールに表情を投影し、ボールがあたかも生きているかのように見える演出が可能となります。 さらに、最近は食べ物へのプロジェクションマッピングを実現するために、食べられる光学素子も研究しています。これは料理に載せられる目印として開発しているもので、これにより料理の位置事例その2研究紹介Oku Laboratory「High-speed white object tracking using 1ms Auto Pan/Tilt system」1msオートパンチルトシステムの写真(左)と右方向に飛んでいる卓球を画面の真ん中に捉えながら追跡した様子(右)跳ねている卓球に顔のアニメーションを投影した結果高速ビジョンFull-HDFull-HDFull-HDFull-HDFull-HD2軸回転ミラー15GU'DAY Issue 07 |

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