群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2020 Winter
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動きを経験します。まだこの段階では、創作ダンスでいうところの作品をつくるところまではいかないけど、小学校4年生までは、色んな題材でとにかく即興的に色んな動きを体験させて動きのレパートリーを増やしてもらう。そしたら、何かテーマを設定した時にも、「あっこんな動きやったよね」って、今までの経験から自然と体が動くようになるじゃないですか。Q4 私自身、体育が苦手っていう意識があるのですが、体育の授業が苦手な学生は、将来学校の先生になったときどうすればいいですか?A それ難しいですよね。私は、そういう「体育が苦手な人」を一人でも無くしたい。多分そのためには、小学校低学年の時期がすごく大事で、小さい頃に、成功体験を積ませ、運動することってなんて楽しいの!とか、何かが新しくできるようになることって楽しいんだ!っていうところを理解できればいいですよね。教育学部の学生で「体育が苦手」な学生は、将来先生になったとき体育が苦手な子たちの気持ちをわかってあげられるという点でメリットがあると思います。だから、今、私の授業の中で、「その苦手を克服させるためにどうしたらいいか」とか、さっき説明した「何か運動することの楽しみを見つける方法」を見つけるっていうことが、すごく大事かもしれないですね。運動とか体育の良いところを見つけて、将来、学校現場で子供たちにアピールしてほしいです。小学校体育科指導法「ボール運動」の授業 木山先生が担当するダンス実習 19GU'DAY Issue 07 |

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