群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2020 Winter
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iGEM群馬大学チームiGEMは、The International Genetically Engineered Machine competitionという、合成生物学の大規模な国際学生大会のことです。毎年ボストンで開催され、参加チームは、iGEM本部が提供する大腸菌の遺伝子情報ライブラリや遺伝子組み換え技術等を駆使し、目的の機能を発現する独自の「機能をもった大腸菌」を製作します。2018年度、2019年度共に5000人以上の参加者が独自の機能を持つ大腸菌について研究した成果を発表し、日本からはこれまでに東大、京大、東工大、岐阜大などが参加。群馬大学チームは2019年、初出場しました。【 2017年 】● 4月…メンバー集め開始● 5月…大学広報担当にプレゼン【 2018年 】● 6月…正式にチーム設立【 2019年 】● 3月…オフィシャルサイト開設/ iGEM2019にチーム登録● 5月…クラウドファンディングで30万円達成● 7月…群馬大学基金グローバルチャレンジプログラムで支援金(50万円)獲得● 11月…ボストン大会に初出場2019年度、iGEM群馬大学チームは「特定回数分裂した後に急に死ぬ大腸菌」について研究しました。具体的には、大腸菌に時限爆弾のような仕組みを持たせる遺伝子パーツを作成し、大腸菌をある時自滅させるという研究です。ちなみに、サブテーマはその研究の特徴から「呪い」であるとのこと。iGEM群馬大学チームのボストンでの写真[ 提供者:iGEM代表(北みずきさん)/ 文:聞叡萌 ]ボストン大会閉会式の様子 (各国から多くの参加者がいることが分かる)集合写真(日本からの参加者のみ)iGEM群馬大学チームの成績を示す賞状。今回の銅賞は絶対評価(定められた評価基準に則って評価する手法)による。iGEM群馬大学チーム略歴2019年度のテーマ24| GU'DAY Issue 06

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