群馬大学広報誌 GU’DAY(グッデイ) 2020 Winter
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 2016年度に創設された「群馬大学基金」は、2018年度、「学生の修学支援に資する事業」に4,900千円、「大学運営全般に係る事業」に6,618千円、「重粒子線治療の普及・発展に資する事業」に14,054千円、支出いたしました。それら皆様からいただいた寄附金をどのように活用させていただいたかを、詳しく説明いたします。 本学では、グローバル社会において活躍できる人材を育成する目的で、留学意欲のある学生に対し、交換留学や短期研修といった海外派遣のための奨学金制度を実施しています。2018年度は延べ225人の学生に海外留学を経験させることができましたが、そのうち34人が、本基金からの支援を受けて海外留学(アメリカ、オーストラリア、イギリス、マレーシア、韓国、台湾、モンゴル、スロベニア)しました。なお、2017年度の派遣学生数は209人であり、群馬大学基金を通じた寄付者の皆様の経済的支援が多くの学生にとって留学への後押しとなっています。 これまで、元気な子ども達の育成に尽力してきた附属幼稚園ですが、園舎も子ども達を見守り続け半世紀の時が流れ、以前より建物の老朽化に伴う改修が望まれていました。そしてこの度、園児達が健康でよりいきいきと活動できる環境を整えていく目的で、幼稚園のシンボルツリーである「あずさ」の木の移植と併せて、群馬大学基金を活用した園庭等の整備を実施することができました。具体的には、新しい木々の植樹、築山・砂場の造成、滑り台の購入及び設置等を行いました。この整備を通じて、園児達が健康でいきいきと活動できる環境作りを実現することができました。 ご賛同いただいた寄附者の皆様には感謝を申し上げるとともに、今後も園児たちが健康でよりいきいきと活動できる環境づくりを目指していきます。▪ 学生の海外派遣をサポート▪ 教育学部附属幼稚園をサポート▪ 経済的困窮学生に対するサポート 「群馬大学基金における経済的困窮学生に対する修学支援事業計画」に基づき、授業料免除申請者の中から経済的困窮度が高いが、意欲と能力のある学生12名(前期6名、後期6名)に修学支援金を給付することができました。 ご寄附をいただいた皆様に感謝をし、地域に貢献できる多くの学生を育てていきます。学生の修学支援に資する事業大学運営全般に係る事業 群馬大学では学生に対する支援、教育研究の質の向上および社会貢献活動の充実等を図ることを目的とし、「群馬大学基金」による寄附金を募っています。皆様からお預かりした寄附金は、「学生の修学支援に資する事業」「大学運営全般に係る事業」「重粒子線治療の普及・発展に資する事業」の3つの分野で活用されます。群馬大学基金の活用についてその1その2築山、すべり台で遊ぶ園児たち群馬大学基金ホームページはコチラ ▲28| GU'DAY Issue 07

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